人脈

ジャニー喜多川が他界して「芸能界で偉業を成し遂げた」と散々持ち上げ記事が出てるんだけど、ダークな部分もかなり多かった人物のはずなのに功罪両方とも書いてる記事がほとんどないのは何故なんだ。近年ならSMAP解散時のゴタゴタとか、過去にはメディアに対する圧力とか、中森明菜に対するアレとか、山ほどあるだろうよ。
故人を貶めることを良しとしない日本の風潮ってのもあるだろうが、まぁメディアの忖度だろうなーとか思ったり。


PSStoreのセールをやってた時に鉄拳7を購入してプレイしてるんだが、今作だと過去のシリーズ全てのBGMから選べるようになってるのはいいな。散々やってた鉄拳2とか3のBGMでプレイすると、当時を思い出してテンションが上がる。鉄拳はあの頃の曲が一番好きなんだよな(一番プレイしてたからってのもあるが)。
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鉄拳TT2の時も過去のBGMを選べるモードはあったんだけど、有料コンテンツというクソ仕様だった。こちとら鉄拳シリーズ全てソフト現物を所有しているというのに、何で金払わないと選べないんだって。おまけにPS3はHDD内に取り込んだMP3をBGMとして流せる仕様なのに、鉄拳TT2はそれに対応してなかった(ストIVは対応してた)。
だけど今回はゲーム内マネーでコンテンツを買う仕様になってるので、ひたすらプレイしてマネーを稼げば一円も追加購入しないで済む。最初からこういう仕様にしとけっつーんだよまったく。

しかしこのDLCという仕様は、昔からのゲーマーにとっては嫌がらせ以外の何物でもないんだよな。要は不完全版を先に売っといて、完全版にしたければ金払えってこと。そんなソシャゲみたいな売り方したいんなら、最初の本体は無料にしろと思うわけですよ。
RPGで追加シナリオを後から作ったとかならわかるけど、対戦格闘においてキャラクターを追加って、ゲーム全体のバランスが違うわけだろうが。「間に合わなかった」はそもそも製品として不良品だし、ただ出し惜しみして儲けたいだけ。バンナムジョジョASBで散々叩かれたのに、まだやろうとしてるのな。カプコンもストVで同じことやってるけど。

だから今回の鉄拳7も俺はキャラクターが出尽くすまで待ったわけです。…まぁこれ以降に追加されないとも限らないが(^_^;)
ネット対戦で相手に困らない環境というのはありがたいが、開発費の増大化とソシャゲの台頭によってこういう弊害もあるのが、昔からのゲーマーとしては悲しい所。

小説「おっさんは二度死ぬ」読了

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テキストサイトNumeri」「多目的トイレ」などの管理人であるpato氏が日刊SPA!に連載しているコラムの書籍なんだけど、単純に連載をまとめたというものではなく、6本のエピソードを含めて書き下ろしているもの。まとめただけの単行本だったら買ってなかったと思います。

実際に読み終えてみたら、まぁよくできてるの何の。一本一本のエピソードも秀逸な文章力で上手いと思うんだけど、それをまとめて一つの小説として仕立て上げてるのは本当に見事。しかも読み終えた瞬間にもう一度読み返したくなる作りなんですよ。俺の好きな映画「メメント」とかも見終わった瞬間にもっかい頭から見直したくなるんだけど、それと同様の現象が起こりました。

文才がある人って本当に羨ましいなぁ。

映画「いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46」鑑賞

乃木坂46主演、岩下力監督の文字通りドキュメンタリー作品。キノシネマ立川で観てきました。
乃木坂のメンバーなんて白石さんしか知らないけど、普段の俺なら選ばないような作品をあえてチョイスしてみました。調べてみたら、乃木坂の映画ってこれが二作目なのね(一作目は「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」)。


感想:壁に寄り添う齋藤飛鳥
…が印象的だっただけという(^^;) ここ二年くらいの乃木坂に起きたことや、メンバーそれぞれの想いを章仕立てで描いてる。一応大まかな軸としては西野七瀬の卒業と齋藤飛鳥の考え方をやや多めに描いてる位で、冒頭でも言ってるけど「既に完成された乃木坂」を淡々と見せられてる感じ。知らない俺は「とりあえずメンバーみんな仲いいのね」と。
監督自身がアイドル自体あまり知らないというのは、俺も同じ視点なので入りやすかったかな。

ファンからしたら物足りないんじゃないのかなぁ…俺ですら「もっと白石さん見せてくれ」とか思ってた位だし。

映画「ザ・サークル」鑑賞

エマ・ワトソン主演、ジェームズ・ポンソルト監督のサスペンス。近未来の架空のソーシャルネットワークサービス「ザ・サークル」が席巻していく様を描いた作品です。
以前何かで紹介されてたのを見て気になってた作品だったので、Netflix入りしたタイミングで観てみました。


感想:ガッカリ。
えっと…エマ・ワトソントム・ハンクスを起用して、この脚本によくゴーサイン出したなと。一応SNSの危険性に警鐘を鳴らすタイプの作品にしたかったんだろうけど、会社の姿勢に疑問を抱いてる割にはその程度のことでプライベートを全部さらけ出すことに全面同意?とか、素人でも簡単に予想できる事故をさも「衝撃的!」みたいに描いてる展開はあまりにも子供だましというか…ジョン・ボイエガとか何のために出てきたんだ。

いや、これが大学の映研とかインディーズ、ティーンズ向け作品なら全然アリだと思うんですよ。なるほどそういうことがやりかったのね、と意図をくみ取れる余裕がある状態で観られるから。それを一般向け商業作品でやっちゃうのはなぁ。
案の定、本国では大コケで酷評の嵐だそうです。評価を事前に知らずに観たのは良かったのか悪かったのか(^^;)

とりあえずエマ・ワトソンが観たいという以外の人には薦められないかな。SNSに警鐘を鳴らす作品としてはNetflixに「ブラック・ミラー」という傑作シリーズがあるので、こちらをわざわざ選ぶ必要はないかと。