塊魂

え、フジロック24時間テレビもやるんだ?この状況下で。いや、やるのはいいけど無観客でオリンピックと同レベルでの感染対策できてるんだよね?それも準備せずにただ『感染予防に努めましょう』だけでやるってのならオリンピック以上に害悪になるの間違いないよな。聖帝軍モヒカン兵士はどこだ?出番だぞ。
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さて龍が如く7も終わったことだし、次は何やろうかなと思ってたらXbox Game Passに「塊魂アンコール」が入ってたので、久しぶりにやってみるなど。

PS2で発売された当初好きでやってたなぁと懐かしみつつ、今やってもやっぱり楽しいんだこれが。ゲーム性やキャラクターも魅力的なんだが、やはりこのゲームは楽曲が本当にクセになるといいますか。田中雅之(クリスタルキング)のメインテーマを筆頭にステージクリア時の壮大なジングル(ラブリーエンジェル)、新沼謙治のラップや椛田早紀のポップな歌声など、つい何度も聞いてしまうんだよね。

タイトル画面で「ナナ~♪」と口ずさまない人はいないであろうと思われ。サントラ発売当初、真っ先に買いに行きました。
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SwitchでもPS4でもPC用Xbox Game Passでも遊べるので、未プレイの方にはオススメ。あ、3D酔いする人にはちょっとしんどいかな。
このソフト自体が「センスの塊」と言いたくなる程に大好きなゲームの一つです。

映画「元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件」鑑賞

アリソン・ウィリアムズ主演、ミカエル・マルシメーン監督のスリラー作品、スウェーデン映画ですね。ちなみに原題は”Horizon Line”なので、直訳したら「水平線」になりますか。
2021年にこのボンクラ感溢れる邦題をつける配給しかり、それを上映するキノシネマ立川にも敬意を表して鑑賞しました。


感想:良作。
当初の邦題は「元カレとセスナに乗ったらパイロットが死んじゃった話」だったんだけど、劇中に出てくる飛行機はセスナじゃないので権利元から待ったがかかったらしい。正直俺みたいに飛行機のことをよく知らない層からすりゃ、軽飛行機は全てセスナのイメージだけどなw
どちらにせよ、邦題でボンクラ感を一切控えようとしない配給はさすがだ。

内容はタイトル通りで、たまたま居合わせた元カレと軽飛行機に乗ったらパイロットが死んでさあ大変というパニックアクション。現代のジャンボジェットとかなら逆にオートパイロットとか遠隔とかコンピュータ系が充実してそうなイメージ(それでも巨大な機体はアレ)だが、軽飛行機となると操縦者本人に全てが掛かりそうで頭を抱えるw

いざ機内で素人二人きり、無線もコンパスも使えず、見渡す限りの海で四方が全て水平線しか見えないという状況になったら絶望しかないな…と想像させるシチュエーションをメインの舞台として進ませる手法は、低予算映画として見事な作り。

終盤でもいやらしい演出を織り込んでて、最後の最後までどうなるかわからない(超有名俳優が出てるわけでもないので、容赦なく死んでもおかしくない)作りなのもまた功を奏してるんですな。

ツッコミどころはいくつかあれど、それを気にさせない完成度だったので満足でした。こういう監督が大作撮ったらどうなるか、ちょっと観てみたい気もするなぁ。