憔悴

気がついたら10月も中旬手前だった。仕事が忙しいせいなのか、最近は何をしててもあまり楽しくない。自律神経失調症なのか、はたまた更年期障害なのか。
そしてアーケードアーカイブスで「バーニングファイト」を販売開始していた…あの伝説のぐちゃぐちゃ昇龍拳をご家庭でも!ということなのか。


少し前だが、槐 柳二氏が亡くなってしまった…年齢(89歳)からすればおかしくはないんだろうが、現在活躍しているいろいろな役者を育てた人であり、声優としては「レレレのおじさん」の声はかなりの人が知ってるはず。俺は大好きなゲーム「スナッチャー」のハリー・ベンソン役がやっぱり印象強いんだよなぁ。
ご冥福をお祈りいたします。


AmazonプライムでPrime Readingというサービスが始まりました。要は電子書籍の読み放題ですな。冊数はさすがに少なめだが(有料のKindle Unlimitedもあるしな)、順次入れ替わるしプライム会員てだけで無料読み放題は十分なサービスかと。つーか俺の時間を更に奪う気かAmazon
個人的に鈴木みその実録系漫画が面白いのでお薦めしておきます。アジアを喰う僕と日本が震えた日ナナのリテラシー1巻。どれも何年も前の作品だけど、読み応えは十分あります。特に「僕と日本が震えた日」はもっと多数の人に読まれるべき作品じゃないかな。


しかしここまでサービスが拡大されてくると、そろそろ値上げしてきそうな気がするな。まんまとAmazonの術中にハマっている…

映画「ストリートファイター 暗殺拳」鑑賞

マイク・モー主演、ジョーイ・アンサー監督のアクション映画。タイトル通りゲーム「ストリートファイター」の実写版、Amazonプライムにありました。
調べてみたらイギリス映画だった…あまりイギリスはこの手のやつに乗り出すイメージがなかったんだが、どうしたんだ大英帝国


感想:眠い。
暗殺拳という名前からリュウ・ケン・剛拳豪鬼に絞った構成で、必殺技(波動拳とか)を体得したり殺意の波動云々の話をやってるんだけど、まぁゲームを知らない人間は完全置いてきぼりだわな。格闘ゲーム未経験の人はPS3/4で発売中の「ウルトラストリートファイターIV」が価格的にも内容的にも抜群なのでお薦めします…って映画じゃなくてゲームの紹介になってるしw


ストリートファイターといえばヴァンダム映画であり(ザ・レジェンド・オブ・チュンリーなんてのもあったけど)、実写映画にするにはあまりにも向いてない駄目な代表格として捉えられがちなのですが*1、この作品は暗殺拳を主題にしてるので、いわゆる空手っぽい武道家しか出てこないから真面目な感じで作られてます。リュウの日本語がカタコトなのは気にしたら負けだ。ダヅマギゼミャーグゥ!
www.youtube.com


ただこれが眠い…豪鬼が何故殺意の波動に目覚めたか、リュウ・ケンの修行や豪鬼との因縁についての知られざる経緯を実写で描いたということなんだろうが、平たく言っちゃうと地味なんだよね。ゲームファンからすれば、再現度とアクションシーンしか見たい所がない。


そのアクションに関しては頑張ってました。演出としては特に難しいであろう竜巻旋風脚(元々がゲーム的な動き)を実戦ぽくアレンジしてるのは見事。波動拳というよりは滅・波動拳だなとか思ったり、昇龍拳が飛びすぎなのは気合い入れて大で出してるからだということにするw


豪鬼の道着がデニムっぽく見えるのは俺の気のせいだろうか。

映画「マッキー」鑑賞

ナーニ主演(でいいのかな…途中からずっとハエだが)、S・S・ラージャマウリ監督のインド映画。貧乏な主人公が金持ちオッサンに殺され、ハエに生まれ変わって復讐するというトンデモ設定なお話ですw
同じインドでも元々は"Eega"というテルグ語の原題で、ヒンディー語に訳されたものが"Makkhi"らしく、その日本版が「マッキー」というわけだ。数が多いだけにインド映画と言っても多種多様なわけですね。全然知らなかった…(←後から調べた)
我々日本人からすると「マッキー」つったら真っ先にマジックを想像するよなw


感想:見事。
ハエがメインってーとやっぱり「ザ・フライ」が印象強いわけですが(原作の「ハエ男の恐怖」は未見です)、コメディタッチなのに復讐劇・恋愛劇をきっちり描いた今作は素晴らしい出来だと思います。勿論設定が設定だけに無茶な演出は山ほどあるが、そもそもインド映画に対してそんな突っ込みは何の意味もないので。
劇中でラジニ様の映画がテレビで流れてたのには笑ったな。やはりインドでは欠かすことの出来ないスーパースターラジニ様なのである。


例によってインド映画なのでCGレベルが高いわけではないんですが、ハエ目線からの映像とかハエと人間との死闘とか観ていて楽しい演出が散りばめられているので面白いです。殺されるシーンが割と痛々しいのもインド映画の特徴の一つですかね、暴力描写(と因果応報)を徹底することで暴力の否定を主張してるわけだ。
日本版だからなのか125分と短め(インド映画としては)なので、気軽に観られるのが良いです。インド映画なんだから、笑って泣いて歌って踊ってとあらゆる感情を楽しむんだ!

*1:俺は好きだぞ、DVDからブルーレイに買い直した位だ