私刑

久しぶりに昔録った「みうらじゅん山田五郎の男同志」を引っ張り出してちょろっと鑑賞。
すっかり内容忘れてて、腹抱えて笑ってしまったw
…こんなことしてるからレコーダの中身が減らないんだ(汗)

映画「狼の死刑宣告」鑑賞

ケビン・ベーコン主演、「ソウ」のジェームズ・ワン監督作品。以前ライムスター宇多丸のラジオでやってた
「俺たちの好きなベーコンはどれだ?祭り」の中でランクインしてたんだけど全然知らなくて、つい先日
AmazonでDVDが75%引だったので思わず買ってしまったのでしたw


感想:ベーコン最高!
いやこれ確かにベーコン映画で上位に入るのよくわかったわ。作品として実に凄まじい出来。
普通のビジネスマンであり四人家族の父親がギャングに息子を殺され、法で納得のいく刑罰を与えられない事実を知り
自ら復讐を行うも…というビジランテ(自警)映画なんだが、演出から展開から、とにかくグイグイ引き込まれる。


実に平和な冒頭のシーンから一転、どんどん暴力の嵐に巻き込まれていくんですよ。でもベーコンが演じてるのは
あくまでただの中年親父だから裸を見せるシーンでも体は弛んでるし、喧嘩も銃もド素人。
だからこそ誰にでも起こりそうに思えるシチュエーションだし、物凄く感情移入してしまう。


中盤の逃走劇はハンパない緊張感を見せての長回しな上に、テクを盛り込んだ怒濤のカメラワーク。これはもう
映画史に残るんじゃないかな…CGじゃなく技法でこれだけの圧巻さを見せつけられたら、もう何も言えませんw
脚本だけじゃなく演出面でもこんな冴えたやり方とは…若いのに素晴らしい監督だなホント。


ちなみに原題は"Death Sentence"、訳すと「死刑宣告」なので、ほぼまんまに近い。
今までは「ソウ」のジェームズ・ワン監督だったけど、それに並ぶ位「狼の死刑宣告」も大好きになりました。
おそらく知名度が低いこの作品、是非とも多数の方(バイオレンス拒否な人以外)に観ていただきたいもんです。


しかしただのビジネスマンなのに、何であんなショットガン構えた姿が似合うんだベーコンw