秘蔵

先日、BSプレミアムTM NETWORKの番組がやってたので録画したのを観てみたんだがマスターテープを使用していたからか、CDよりも音質の良いCAROLが聴けたのが嬉しかった。
ハイレゾオーディオを買ったらこんな感じで聴けるのかな…?


何より、32もあるトラックの単体や2,3のトラックのみ(ギターだけとかピアノだけとか)を抽出して聴くことなんて、この番組がなければあり得なかった。貴重な機会に感謝です。
この後、改めてCAROLを聴き直したのは言うまでもないw "STILL LOVE HER"は名曲だよなー。

映画「ゲットバック」鑑賞

ニコラス・ケイジ主演、サイモン・ウェスト監督(EXP2やコン・エアーの監督)のクライムムービー。
銀行強盗の達人(←という言い方もアレだな)が仲間割れで捕まり、出所後に娘を拉致されるという話。


感想:監督の過去の作品と比べると…うーん。
「コン・エアー」は展開の盛り上げ方、「エクスペンダブルズ2」はキャストのアツさでそれぞれガッツリ引っ張れる作品だった(ついでに言うと「メカニック」も演出が愉快で楽しかった)けど、この作品に関してはそれが足りてないというか追いついてないというか。


低予算なら低予算で、B級なりにアツイものが作れる監督だと思うんだけどな…
まぁそれでもつまらないという程ではなく、この手のクライムムービーを見慣れてなければ普通に楽しめると思います。慣れてたら「よくある感じかなー」と思っても、それなりに楽しめるかと。

映画「トイレット」鑑賞

アレックス・ハウス主演(←知らん)、荻上直子監督(「かもめ食堂「めがね」など)のヒューマンドラマ(?)。
もたいまさこ演じるばーちゃん(作中でも"BAHCHAN"と呼ばれてる)は映画史上かつてない台詞の無さだろうかw


感想:Gyoza is cool!
この作品を表す英語として、心に留めておきたい名言であるw
結局のところ、雰囲気映画なわけですよ。「かもめ食堂」の時もそうだったけど、沈黙の時間というか何となくの雰囲気・何となくの空気が荻上映画の特徴なので、これが受け入れられるか否かが境界線。
意外にも俺はこれが受け入れられるので、最後までまったり楽しめました。


突っ込みどころはハッキリ言って山ほどありますよ?「食えよ!」「働けよ!」「守ってやれよ!」「日本語調べろよ!」「3000ドル使ってるじゃねーか!」と。説得力という部分では全然力がありません。
…なんだけど、何だかよくわからない雰囲気に包まれて微笑ましく観てしまうんだよな。
ストーリーというか設定に説得力が全くないだけに、頭を本気でカラッポにして空気感だけを楽しむ。
自分でも俺らしくねーなーと思いますが、女性は好みそうな感覚かもしれません。


作中で使われるピアノが、ベートーベンやリストのマイナーな曲をチョイスしてるのは素晴らしいです。
エンドロールの曲にも納得して、思わず笑みがこぼれてしまう。
俺みたいにバカがつくような映画マニアは、たまにはこういう雰囲気映画を楽しむ時間も必要だな。

映画「殺しのドレス」鑑賞

マイケル・ケイン主演(?)、ブライアン・デ・パルマ監督のサスペンス作品。
1980年に製作された作品なんですが、執事アルフレッドことマイケル・ケインのサスペンスって事でチェック。


感想:当時観てたら、またはサスペンスを観慣れてなければ。
さすがに80年だと俺は5歳だから、観てもさっぱりわからないだろうなw
サスペンスを見慣れた人間には途中で「これこうじゃね?…やっぱり」みたいな展開になるけど、80年当時なら意表を突かれてたんだろうなぁ。あとエロス描写が濃厚なので男の子は大喜び。


終盤は「一体これどこで終わるんだ?」というような状態が続くのが面白かった。
105分だから長尺じゃないんだけど、どこまで話が展開していくのか時間からは予想がつかない。
それにしても画面分割に長回しというデ・パルマ節が炸裂しまくりで笑ってしまった。
カメラワークにしても、かなりデ・パルマ感が強い方の作品なんじゃないかな?