耐久

どうやら風邪をひいたらしい…熱はないんだが、喉が痛くて咳の回数が多い。
ダルさはただの疲れだと思ってたけど、よく考えたら日曜も頭痛で朝からずっと横になってたんだった。やれやれ…

映画「ヘル・レイザー」鑑賞

クライブ・バーカー原作・監督、イギリスが生み出したホラー映画シリーズの一作目。実はもう7作も出てたり。
恥ずかしながらまだ一度も観たことなかったんで、CS放送を録画してみました。


感想:ホラー系ゲームモンスターの原点。
ピンヘッドはさすがに有名なので知ってたけど、他に出てくる魔道士の造形もどっかで見たような作りで驚いた。
これら原点は全てヘル・レイザーだったのか…ちょっと不勉強でしたわ。


男が謎の小箱を手に入れ、組み替えた事によって異世界から魔道士が召喚されて肉体を失ってしまい、その肉体を復活させるために血肉を求めるというお話。痛々しい表現だったりグロ描写も当時(1987年)としては過激だったんだろうけど、今となってはやはりキャラクターの独創性とインパクトの大きさが一番印象的。


ストーリーとしてはそれほど特筆する部分もないけど、やはりこの魔道士を最初に生み出したのは偉大だな…

映画「キッズ・リターン」鑑賞

金子賢安藤政信主演、北野武監督の青春映画。「みんな〜やってるか!」の次がこれかw
一昨年に、北野監督ではないけど、10年後を描いた続編「キッズ・リターン 再会の時」が公開されました。
昔に観た気がするんだけど、ラストシーンしか覚えてなかったので鑑賞してみました。


感想:石橋凌の安定感。
1996年の作品だから当時40歳か…何でこんな組長役がしっくりくるんだろう。若頭役の寺島進もそうだけどw
安藤政信はこれがデビュー作らしいが、これは当たり役だなーと。ボクシングもガッツリ練習したらしく相当サマになってる。
対する金子賢のチンピラっぷりも、ある意味サマになってるなw


合間に挟むギャグ(ガキっぷり)も微笑ましいし、モロ師岡の演じるダメ人間っぷりもいい感じ。
青春劇という北野映画の中では珍しいジャンルだけに、人気作に挙がるのはわかる気がします。

映画「フライド・グリーン・トマト」鑑賞

キャシー・ベイツ主演、冴えない中年女性が、カフェを二人で経営していた老婆の昔話を聞いていくうちに自らを変え…という女性同士の友情を描いたヒューマンドラマなのかな?どちらかといえばサスペンスに近い気がします。
原題も同じで、青いトマトを揚げたフライ*1らしいんだが、美味いのかこれは。


感想:やっぱり怖いベイツさんw
この前年に「ミザリー」で凄まじいキャラクターを演じてるし、目力というか存在感が強いもんだから、序盤の冴えないオバハンやってても「コイツは絶対怒らせたら駄目だな」感が半端ない。
現に「私はもう太った怪物なんかじゃない」って台詞は、完全にミザリーの話だろとw


昔話部分では若い二人の女性を中心に描かれるわけですが、そのうちの一人がメアリー・ルイズ・パーカーって、どこかで聞いたような…と思ったら「RED」のヒロインじゃないか!か弱い女の子が成長してブルース・ウィリスと暴れるようになるとはw
若い頃と年老いてからの女性同士の友情、夫との関係、それぞれの自己の成長など描いてる部分は色々あるんだけど、とある事件のオチが恐ろしいというかうぇぇ…というか。


原作小説では女性同士の友情ではなく同性愛を描いてたらしいので、改変された部分はあったにせよ、全てをすんなり納得できる結論にはしてないよな…と。KKKとか集団で出てくる割におとなしめだし。
もっとも、小説や映画が全て丸く収まっちまう方がつまらないんだろうけど、個人的にはちょっとスッキリしないなぁ。

*1:店の名物料理