死爆

先日、MADMAX 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディションが公開開始になりました。
そして我らが立川シネマシティにおいては二日間のみデス爆上映が敢行されたのですが、その初日に行って参りました。


通常料金よりもやや高い設定に加え1ドリンク制、RV8+指定(七見さんお断り、V8以上を達成している者のみ*1)という狂ったウォーボーイズ&ガールズが参加したわけだが、ドリンク交換したらチケットに焼き印を押されました。

普通1ドリンク制のスタンプってサッサと押すのに、売場の人がやけに一枚一枚丁寧に押してると思ったらこういうことだったのか…ってか、このためだけにスタンプ作ったのかよシネマシティw


上映開始前、毎度お馴染みシネマシティの企画室長遠山氏の挨拶。
「皆様に一つお詫びしなければならないことがあります。当初『ウーファーを二台追加して倍の四台で上映』と告知しておりましたが…皆様が今見えますように、四台追加して六台での上映になってしまいました。情報に誤りがございましたことを謹んでお詫びいたします!」
相変わらず期待を上方へ裏切ってくれる遠山室長には敬服しかありません。


で、上映始まって開幕のエンジン音で自分の髪の毛が揺れ、冒頭のトカゲを踏み潰した瞬間「ドオオオォォォンンン!!!」とシートも揺れて思わず吹き出しそうになる。ハルクが四股踏んだのかよw 頭おかしいだろホント(←勿論褒め言葉)
さすがに低音が強烈すぎて、途中のBGMや声が全く聞こえないシーンがあったりもしましたが、そりゃそーだろと。しかし重低音でスクリーンが揺れる映画館なんて初めて見たぞw 狂気にとりつかれたのは俺なのか―それともシネマシティか。
通常の爆音上映は現在公開中ですので、未体験の方は是非立川シネマシティでのご鑑賞を。観てない奴とは縁を切れ!

映画「her/世界でひとつの彼女」鑑賞

ホアキン・フェニックス主演、スパイク・ジョーンズ監督の近未来SF恋愛映画…と言ってもいいんじゃないかな?ヒロインの声をやってるのがスカーレット・ヨハンソンだったりします。2013年の作品なので、割と最近。
俺は吹替で観たんですが、林原めぐみがキャスティングされてました。米倉涼子じゃなくてホッとしたよ。(←そうだったらすぐ字幕に変えてる)


感想:この世界が実現することの恐ろしさ。
主人公は離婚目前のオッサン、そこにプログラムとは思えない程の思いやり・自我・感情を語りかけてくる色っぽい声のOSともなれば、そりゃ心惹かれるのは当然だろうよ。
勿論あくまで男側の目線で描かれてるから、別居してる奥さん側からの視点もないと不公平なんだろうけど、そっちでも男のOSを導入して癒されてたら、そりゃやっぱりそっちに傾くんじゃないかな。誰しも自分の事を第一に考えてくれる相手が一番の理想なんだから。
だからこそ、この世界が実現したら実際の夫婦が激減してこの上ない少子化が進むことによって「人類は衰退しました」になりますがな。
D


劇中で街ゆく人々が常にOSに話しかけたりしながら歩いてるのは、人間と人間との関係性が希薄になっている演出なんだろうけど、現実問題として実際にスマホ歩きしてる連中の多さを考えると、この映画の世界はそう遠くないような気もする。
スマホに夢中で歩いたり、混雑電車でリュック背負ったままドア前に突っ立ってるような、目の前にいる周囲の人間に気を使えないクズが、SNSで相手に気に入られるとか思ってやがるのか、酸素の無駄遣いだからさっさと死ね!」と思いながら日常を過ごしてる俺には、むしろこういう世界の方が住みやすいのかもしれん。


何だろう、結局俺って人間が好きで人間が嫌いなんだわ。この作品は色々な事を考えさせてくれました。
意外と女性人気がある作品らしいが、途中のシーンで「これ女から見たらドン引きじゃねーの?」とか思ったりもしたんで、つくづく女ってわからんなぁと。

*1:という名目