追悼

ゾンビ映画の巨匠、ジョージ・A・ロメロ監督が亡くなったか…この人がいなかったら今のゾンビブームは勿論、いわゆるゾンビ映画自体がここまで浸透することはなかっただろうなぁ。映画に限らずゲームやアニメなど様々な分野で使われているゾンビ物のフォーマットはロメロ監督作品から引用してるようなもの。
改めて追悼の意を表したい。…いや、ロメロ自身がゾンビになられても困るけどw
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↑ゲーム「コールオブデューティブラックオプス」の追加DLC「コールオブザデッド」より。ダニー・トレホやマイケル・ルーカーまでw


最近はモーニングクロス宮瀬茉祐子さんを拝むのが癒しの一時になっております。こういう見た目も雰囲気も美人の人とお近づきになりたい。
まぁ所詮相手にされないのはわかっているが…枯れた日常に少しくらいは幸せを見出さないとな。

映画「ハクソー・リッジ」鑑賞

アンドリュー・ガーフィールド主演、メル・ギブソン監督の実話を描いた戦争映画。
第二次大戦下、軍隊に志願しながらも自らの信仰のために一切武器を持たず、衛生兵として戦場で活躍した人のお話。


感想:事実は小説よりも奇なり。
勿論映画なのである程度の脚色や変更はされてるらしいんだが、それでもこんなに壮絶な偉業を成し遂げたということには変わりないわけで…俺はそもそもハクソー・リッジ(沖縄戦、前田高地の戦い)もデズモンド・ドスという名前も偉業の内容も全く知らなかったんだが、勉強になりました。
戦争物だからエグイ描写も多々あるので、そういうのが苦手な人には厳しいと思いますが「フルメタル・ジャケット」「プライベート・ライアン」など有名所の戦争映画の要素も詰め込まれた作品になっていて、それらを知っている人も知らない人も楽しめる作りになっているのが素晴らしい。


ただ、沖縄戦という舞台だけに日本人の立場として観ると気になる部分があるのも確か。沖縄戦だし圧倒的に日本軍の死者の方が多いから切羽詰まった手段を採らざるを得ないという状況だっただろうけど、ああいうことをするかなーと。映画の後半であんなシーンを描かれると、日本軍がそんなのばっかだったような印象にとられかねないんじゃないかと。日本軍=悪として描けば、よりデズモンドの英雄感が強まるという演出…って考えすぎかな?
逆に米軍側も万を超す死者が出てるだけに、無抵抗の相手を殺したりすることも多々あっただろうよ。でも物語の軸がぶれちまうだろうから、そんなシーンはないけど。


それでもメル・ギブソンの監督としての手腕は相当だな、俺はメルギブ監督作品は「ブレイブハート」くらいしか観たことがないんだが、「パッション」「アポカリプト」あたりも観てみたいと思いました。
アンドリュー・ガーフィールドは「沈黙-サイレンス-」でも素晴らしい演技をしてたので、アメスパ*1で引かされたハズレクジは払拭できたな、という感じがするな。今後も楽しみです。

映画「パワーレンジャー」鑑賞

イカー・モンゴメリー主演、ディーン・イズラライト監督の米国版戦隊ヒーロー物。
向こうでは日本同様にTVシリーズとして放映しているんだけど、「恐竜戦隊ジュウレンジャー」とか「忍風戦隊ハリケンジャー」みたいに名前が変わる日本と違って「パワーレンジャー・ターボ」「パワーレンジャー・メガフォース」のように、後に付く名称が変わるシステムらしい。
で、これは向こうの一作目を原作とした劇場版。劇場版としては20年ぶりの新作だそうです。


感想:変身までが長い。
今時のアメコミ映画のように、原作ファンや子供向けというよりは大人も楽しめるようにという意向なのか、いわゆる一般人が何故か巻き込まれてスーパーパワーを身につけて悪を退治するようになるまでのメンバー全員の背景(いわゆるワルだったり、LGBT自閉症もいる)をちゃんと描こうとしているせいで、戦闘になるまでがとにかく長い。テコンドーの練習帰りに観たせいもあるが、途中で何度か居眠りしてたよ。


映画好きの俺がこんな調子なんだから、横にいた少年が途中で「おかあさーん!つまんない〜」と言ってお母さんと一緒に劇場を出て行ったのも仕方ないだろうなと。変身シーンも全然観られないまま劇場を後にした少年と、戦隊物だから子供が喜ぶかと連れてきてあげたお母さんの双方がちょっと可哀想でした。


変身してからは武器が出てきたり、一人一人がいろんな乗り物に乗って、巨大化した敵に対して巨大ロボットで…というような戦隊物の王道をしっかり守っているのが良かったかな。敵が真面目な顔で間抜けなことやってたりするのもお約束、そういう意味では日本の戦隊物ファンも安心して楽しめるかと。


ただやっぱり前半の冗長さが余計だった…調べてみたら上映時間124分もありやがる。子供が飽きるわけだよ、せめて30分は削って90分程度にまとめないと。
次回作があるのかどうかはわからんが、向こうではそれなりにヒットしているようなので、次はテンポ良くまとめて欲しいところです。