偉大

談志師匠が逝去だと…年齢的には確かにおかしくないんだが、また一つ巨星が墜ちたという感じかな。ちょっと前にはリッキー・ホイも亡くなったし。
柳ジョージ、スティーブ・ジョブズ滝口順平小松左京原田芳雄、ピーター・フォーク、川上とも子児玉清団鬼六坂上二郎
子供の頃から知ってる有名人が逝くと(ジョブズは違うけど)、改めて年齢を感じてしまうな。

ゲーム「アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティス」クリア

久しぶりに新作ソフトを予約して買ったこの作品、まぁ期待に違わぬ出来でたっぷり堪能できました。
一人用のストーリーモード、のんびりやってたのでプレイ時間は12時間強ってところかな?シリーズ通して大体同じ位のクリア時間です。
短いと思うかもしれないけど、凄まじく濃密な内容なのでその辺の数十時間かかるだけのゲームより遥かに楽しめます。


相変わらずお茶目なネイトを筆頭に、B級映画テイスト満載のストーリーとハチャメチャアクション。毎度毎度本当に楽しませてくれます。
しかし今時のハードで「美麗なグラフィック」とかは割と当たり前なんだけど、それを差し引いても溜め息が出るほどの素晴らしい映像美。
愉快な台詞回し、迫力の演出にカメラアングル、程よい難易度(中級でプレイしました)、褒め称える要素ばかりで恐ろしい。


途中で不親切な部分とかもチラホラあったんだけど、完全にプラスの要素が凌駕してるので全然許せます。バグは前作より少なかったかな。
戦闘シーンでは頻出する殴り合いがちょっとストレスなのと、やたら固いアーマー兵に苦戦したが、難しすぎるわけでもなく。
今作では手榴弾を投げ返せるのが嬉しかったな、ネイトのあたふたした声と共に投げ返してる映像が楽しくて仕方ないw


まだオンラインプレイはしてないんだけど(これがまたかなり面白いらしい)、一人用だけでも十分プレイする価値あり。
つーかこれだけの完成度のゲーム見せられちゃうと、国産ゲームじゃ全く太刀打ちできないなぁと思ったり…。
予算も人員も相当突っ込んでるせいか、スタッフロールが尋常じゃなく長く(10分以上)後半なんか音楽終わっちまって無音で流れてたw

映画「北北西に進路を取れ」鑑賞

ヒッチコックの有名な古典ですが、見たことなかったんで。原題は"North By Northwest"で、「進路を取れ」とは言ってませんw
オープニングですぐヒッチコックが出てきた(バスに乗り遅れる乗客役)のがちょっと楽しかった。


感想:ヒッチコックの集大成、と言われる所以に納得。
以前見た「知りすぎていた男」同様に巻き込まれ型のサスペンスなんだけど、後半に意外な場所でのアクションがあって驚いた。
また、少し独特のカメラアングルが出てくる辺りもすげーなと。俺が生まれる15年以上前にこんな作品を撮っていたことに改めて感嘆。
今みたいにネタが出尽くされてる時代と違って映画が発展途上の時代とはいえ、斬新な手法を出せる監督ってそうそういないもんな。


ちなみに壁面を上ったり下ったりするシーンでは、どうしてもアンチャーテッドを思い出して仕方なかったw


ヒッチコック作品は普通だったら終盤まで残しておくような謎も途中であっさりバラし、それを踏まえた上でのサスペンスを描いていくんだよね。
俺はあまり古典作品を観てないから、割と「え、もう?」みたいに驚いちゃうんだけど、それがまた味になってる。
引っ張りすぎた割に「そんなオチかよ」というネタの映画も数多いので、この手法の作品がもっとあっても良さそうなものなんだけど
それを示した上で客を引っ張っていく手腕が問われるから、難しいんだろうな。謎そのものをメインにした方が楽なのは間違いない。


あ、俺はシャマラン監督作品は好きですから、念のためw