賛美

従兄弟の結婚式に参加。行く前に祝儀袋に筆ペンで名前を書いていて、あまりの自筆の下手さに愕然とする。ミミズの踊ったような字とはこれだ。
30代後半にもなってこれかよ…いや、昔から字は下手で特に習おうともしてなかったので、当然といえば当然なんですが。


会場に到着し、控室で親族間の挨拶を済ませた後で礼拝堂へ。「礼拝堂は神聖な場所ですので、撮影等はお控え下さい」と係の人に言われ
礼拝堂に入った瞬間に「フェイス・オフ」が頭の中を占領。神聖な牧師の顔が、似てもないのにニコラス・ケイジに見えて仕方ないw
「どうせなら"ハレルヤ!"とか言いながら聖歌隊のケツさわって咆吼してくれれば最高なのに…」と言いたくてしょうがなかったけど
おそらく親族は誰も賛同してくれないので、一人吹き出しそうになるのを耐えてました。悔しい…ウチの主任がいれば←オイ
オルガンで賛美歌の演奏が始まると「スプラッターハウス」が頭の中をグルグルするし、もう俺の脳はまともじゃないなと。

いっそ俺をスプリングフィールドV12のゴールド仕様二丁で撃ち殺してくれ。


式後の披露宴はフランス料理のコースで、伊集院光言うところの「病気の小鳥のエサみたいな量の料理」w
それなりにするんだろうけど、そもそも味音痴の俺には猫に小判なわけで…「こどグル」の料理の方が何倍も美味そうに見えるし。
フォアグラ食べたのは貴重な経験になりましたが、テーブルマナーだって「ナイフとフォークは外側から」位しか知らんしなぁ。←主張するところではない


久しぶりに会った祖母や叔母からは「あなたの方から先に呼ばれるかと思ってたのに」とか言われて、苦笑いでした。
親戚付き合いがほとんどない俺はすっかり忘れてたんだが、こういう行事に呼ばれたらそういう可能性があるんだったな、とw
特に祖母からはかわいがられてたので、心底心配そうに言ってくれるのがやるせなく…スミマセン、本当。
今回はお袋が病欠してたんだけど、両親への孝行が満足に出来てない俺は改めて反省しましたがな(;´д⊂)


今回数年ぶりに礼服を引っ張り出してきたのでウェストが微妙にキツかったんだけど、とりあえず履けたので良し。
ただ、式場に着いてから上着のポケットに手を入れてみたら、中に数珠が入ってたことに気付く。そういや前回着たのは祖父の三回忌だった(汗)
上着は内ポケットしか使わなかったので、難は逃れました。何か取り出した時に落とそうものなら、ド顰蹙を買うとこだったw


帰宅後、重たい引き出物を持って帰ってきて「何が入ってるんだこりゃ」とか思ったら、分厚いカタログでした。
引き出物を自由に選べるカタログの存在は知ってたが、まさかニッセンのカタログばりに分厚いとは思ってなかった。
生活雑貨やファッション、グルメ、DVDに書籍、日帰り温泉や乗馬レッスンまで多種多様。カタログ見てるだけで時間潰れるぞこれw


新郎新婦ともお互いや周囲を思いやり、良い親族や同僚、友達に囲まれて実に幸せそうでした。明るい家庭はこう築かれていくんだな、と。
逆に自分たちだけ良ければそれでいいって連中もいるけど、道義を守れない人間は道義を破られる立場にあるということだからな。
最初に反省して行動を省みるか、後で取り返しのつかない社会的制裁をくらうか。後者じゃないとわからないって人間も多い。
俺は、日々を省みて少しでも自分を磨いていきたいし、そういう人を尊敬します。


初めて結婚式に参加したというのはいい経験になったけど、やっぱり居心地悪いわ。もし次に参加するなら、和の方を経験してみたいかな。
ちなみに居心地が悪かったのは、親族の結婚式だから話をする人がほとんどいなくてぼっち環境にあったからであって
女性の参加者(独身)に一人も眼鏡っ娘さんがいなかったという絶望的な状況だったからというわけではありません。