興味

昨日今日と涼しいおかげで、ウォーキングがしやすくて助かる。
ただダイエットを敢行しているのはいいが、弊害として(?)あまり食事に興味が湧かなくなってるのが残念な感じだ。
昔は好きな物をバカスカ食って楽しかったのに、今はその辺のものを適当にちょっと食うだけでもういいやって。


睡眠欲はそこそこ、食欲は全然、性欲は…あるけど女自体に期待してないからあまり関係なし。今の俺は"映画欲"かなw

映画「シーサイドモーテル」鑑賞

タイトル通り、シーサイドモーテルという名前のモーテル(けど周りは山に囲まれてる)の四つの部屋で繰り広げられる、嘘つきばかりの人間劇。
生田斗真麻生久美子山田孝之古田新太など豪華なキャストの作品です。肩の力を抜いて、ゆる〜く楽しむコメディ。


感想:何か、いい。
爆笑するような部分はないんだけど、クスッと笑うようなシーンがちょいちょい入ってる作品で、ストーリーもあってないような話なんだけど観終わった後に何となく思いにふける部分があったりするような、雰囲気映画というか…感想を言葉にするのが難しいなぁ。
こればかりだと困るけど、こういう「何となく」感を堪能できるのって邦画ならではかなと思います。
ガンガン予算ぶっこんで捜査したり救助したりしてるばかりのやつじゃなく、こういう空気感を大切にしてる作品を俺は「邦画」と呼びたい。


しかし麻生久美子って何であんなに可愛いんだろうな…いや、容姿に関しては割と普通だと思うんだけど、行動というか仕草と喋りの感じが俺にとってはもう途方もなく可愛らしく感じてしまうんだよな。アレは騙されても仕方ないレベル。つーか騙されたい←うるさい

映画「3時10分、決断のとき」鑑賞

ラッセル・クロウ、クリスチャン・ベール主演の西部劇。原題は"3:10 to Yuma"、文字通り「3時10分発ユマ行き」の列車に、ギャングのボスを護送のために乗せようと画策する作品。元は1957年に制作された「決断の3時10分」という作品のリメイク版にあたるそうな。50年後のリメイク!
容赦ないギャングのボスがクロウ、借金まみれで必死に家族を食わせようとする親父役にチャンベールというキャスト、これはいいね。


感想:男が惚れる映画。
西部劇好きでもない俺が言うのもアレだが、あのラスト観てグッとこない男はいるのかと激しく言いたくなる程の作品でした。
クロウもチャンベールも男前だから、尚更キャラクターの格好良さが引き立つ…もはや反則の域だなw


俺って西部劇に食指を動かされることがあまりなくて、観たことあるのは「許されざる者」「クイック・アンド・デッド」「ダンス・ウィズ・ウルブス」「荒野の七人」「明日に向かって撃て!」位で、つまらなくはないけどそこまでアツかったとかハマったとかいう記憶がないんだよな。
あ、「スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ」も入るのかw 「BTTF3」は…入れちゃダメか。
上記の作品は今ほど映画を観るようになってから観たわけではないんだが、とりあえず「3時10分〜」は今まで観た中で一番気に入りました。
ただ、他の西部劇も今観たら感想は違うかもなぁ。

映画「生きる」鑑賞

御存知あの黒澤明監督、志村喬主演の有名作品ですな。実は今まで観たことなかったので、BSでやってたのを録画したもの。
この作品を撮ったのが42歳の頃で、次に撮ったのが「七人の侍」だそうな…正に黒澤節全開って頃か。


感想:志村喬の演技に圧倒されっぱなし。
うだつの上がらない冴えない爺さん、生きる覇気を失った表情、肉体的には弱ってるのに鬼気迫る目力をみなぎらせるなど、役作りのために頬がこける程の減量をしてまで臨んだ撮影。なるほど当時にして世界で絶賛されるレベルの俳優なわけだ…
一人の男の生き様を描いた作品だけど、終盤は後日談をずっと描いてるという内容なのでまた驚き。ラストの演出もニクい。
テーブルとテーブルの脚の間から映る手と犬とかの構図なんかも絶妙で、50年代にこんなの撮ってたのかと改めて世界のクロサワに驚く。


古い映画はあまり観ない俺だが、この作品に関しては以前お袋が「良かった」と言ってたのもありまして。
俺にとって人生の偉大なる先輩だし血を継いでるだけあって、気に入る作品も重なる部分もあります。
いや、さすがにゴミ映画に関しては好むのは俺だけだろうけどw


それにしても週末に映画を堪能できるというのは実に幸せだ。こないだ「ダークナイト ライジング」の前売りも買ってきたし、万全の態勢よ!