妙齢

年末年始は実家で飲食寝三昧だったわけですが、相変わらず地上波ではロクな番組がやってなかったな。
晦日は「笑ってはいけない」を家族で飲み食いしながら見るのが恒例になってるんだけど、合間に親父がチャンネル変えて紅白のAKBを見る始末。
伍代夏子の後ろで踊ってるのを見て「大島優子柏木由紀横山由依と…島崎遥香かぁ」って、テロップも見ずに何でそんな詳しいんだ親父…
と、ふと置いてあった親父の携帯見たら納得せざるを得ないわけですが。



しかし以前は親父の携帯アクセサリーってKARAじゃなかったっけな?と思ったら、卓上カレンダーの方でした。



そんな親父を見て笑ってるお袋。まぁ還暦過ぎても相変わらず元気でいてくれてるということでw

映画「ガンヘッド」鑑賞

高嶋政宏主演、1989年のSF映画です。同時期にPCEのゲームタイトルになった作品(今は「ブレイジングレーザーズ」という海外名で配信中)。
年末に遊びに来た友人と一緒に観たんですが、2012年の最後に観た映画がよりによってこれというあたりが俺らしいというか何というかw


感想:脱力。
冒頭からターミネーターまんまの世界観の割に重厚感のない映像、主演を筆頭に棒読み感漂う台詞の数々、全編何やってるかわからない脚本と
見事なまでに褒める部分が見当たらないトホホな映画。あ、主題歌が永井真理子だったんで懐かしかったね←褒める部分かそれ


オリジナルの邦画だから予算的に厳しかったというのはあるんだろうが、それを脚本や演出でカバーするのが映画作りの肝なのに
単に何やってるかわかりにくいだけで(全編通して映像が暗い・説明台詞が理解しにくい)ごまかし感が拭えない。
原田眞人監督は後に「金融腐食列島 呪縛」「クライマーズ・ハイ」なんかの秀作を撮ってるみたいだが、まだ成長期だったってことかね。

映画「婚前特急」鑑賞

吉高由里子主演、五股をかける女が友人の結婚を機に自身や男たちと向き合うという作品。
まぁ吉高が可愛いという以外は特に理由もなかったんですが、2013年最初に観たのがこれです。


感想:このテのキャラは無理。
「キス&キル」の時と同様、自己中な人間が好き勝手な行動・言動を振る舞ってるだけというのは俺は生理的に受け付けないんだよね。
他の男四人に関してはそうでもなかったんだが、吉高&浜野が演じる二人に関しては嫌悪感しか湧いてこない。
「ナイト&デイ」の時にもふれたけど、それを吹き飛ばすような演出や脚本なら気にならないんだが、この作品にそれはありませんでした。


しかし既婚者に股開いておいて幸せな結婚を望む女って、実際にどういう神経してんだろうって思うよ。
中出し婚して引退しない女性タレントもそうだが、想像力が欠如してるんだろうな。

映画「告発のとき」鑑賞

トミー・リー・ジョーンズ主演、イラク帰還兵である息子が失踪した原因を探る、退役軍人親父の話です。実話を元に作られたらしい。
他にもスーザン・サランドンやシャーリーズ・セロンなどの実力派が出演。


感想:米軍オソロシス。
まぁ「イラク帰り」「兵士が行方不明」「軍はだんまり」というわかりやすいキーワードなので、顛末は予想しやすいんだが
何故そういう事に至ったかをしっかり描いているので深く考えると恐ろしいというか、どうにもならないもどかしさがある。
トミーリーを筆頭に役者陣が見事な演技を見せ、途中の振りからラストシーンで見事にそれを表現していて参りました、という感じ。


ちなみに原題は"In The Valley of Elah"、直訳すれば「エラの谷にて」ってところかな?邦題と全然違いますな。
作中でも説明されるけど、旧約聖書ダビデゴリアテの話から来てるので、日本で公開された際にわかりにくいからってことだろうか。
でもこの邦題はないな…原題に込められた意味と作中の話が全部パーになってるし。「じゃあ何にすればいいんだ」って言われると困るがw