顔本

ウチの近所の不二家が閉店してしまい、今度は弁当・惣菜屋が入るようだ。
まぁ不二家は年に一度しか利用しなかった(誕生日に自分用ケーキを買って帰る)ので、それに比べたら惣菜屋の方が重宝しそう。…こういう客が多かったんだろうかw

映画「フィラデルフィア」鑑賞

トム・ハンクス、デンゼル・ワシントン主演、重要な案件を任され将来を約束されていた敏腕弁護士がエイズ感染を理由に(書類上では無能を理由として)事務所を解雇され、それを訴えるという法廷物。


感想:若い!(←映画の感想じゃないだろ)
ハンクスにデンゼルにアントニオ・バンデラスが若い頃の作品(1993年)なので、つい今との違いっぷりに驚いてしまって。20年以上前だから当たり前なんですけども。


題材としてはエイズや同性愛者への差別・偏見がメインであり、法廷サスペンスというよりもそれに弁護士二人が立ち向かっていく姿を描いた作品なので、観ていて心苦しい感はあるかな。
相手方の弁護士もそうだが、無関係の人間が言う何気ない言葉が腹立たしいんだ、実に。
いや別に俺は同性愛者ではありませんけどもw*1


途中のオペラのシーンとか不要に感じる部分もいくつかあったのが気になったけど、総じてよく出来てます。
日本はアメリカと違ってキリスト教信者が多数というわけではないから、そこまで同性愛に対する差別は強くないにしても、性同一性障害とか感染症に対する無知・不安というのはやっぱりあるだろうから、それらについて考えるきっかけとしてでも、そうでなくても、観てみて良いのではないかなと。

映画「ザ・ウォード/監禁病棟」鑑賞

ニューヨーク1997」「遊星からの物体X」「ゼイリブ」でお馴染みジョン・カーペンター監督のサスペンスホラー。
最後に監督した「ゴースト・オブ・マーズ」から約10年ぶりにメガホンをとった作品です。


感想:そのオチはちょっと…
主役がボロボロの姿で農夫の家に火を点け、警官に連れられて病棟(ウォード)へ入れられるという冒頭の展開は「何が起きてるんだこれは?」というミステリアス感が強くていいんだけど、後半で判明する謎が「え、そんなベタなネタ?」というデジャブ感に包まれるといいますか。
10年ぶりの監督作で何故それを選んだのかと聞きたいところ。


襲ってくる幽霊(?)はあまりにも怖いというか汚らしいというかw
さすがにB級ホラーの巨匠だけあって驚かせ方は教科書通り、観てて「あぁこりゃクるな」と思った所にしっかりと出してきます。わかりすぎている鉄板の演出なのに、やっぱり驚いちゃうんだよなw
あまりホラー映画を観たことない人は、こういうお手本のような作品を観て経験しておきましょう。

映画「ソーシャル・ネットワーク」鑑賞

Facebook創立者であるマーク・ザッカーバーグを描いた作品、監督はデビッド・フィンチャー
ザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグはかなり本人に似せてましたw


感想:やっぱ俺Facebookは使わねぇ。
創立の経緯は何となく知ってたけど、詳細に描かれてるのを観てやっぱり悪印象しか湧かないw
勿論映画だから演出の為のフィクション部分は多いはずだが、実際に起きた事象と照らし合わせてみると…ね。
ザッカーバーグ以前に、元々SNSを実名で使うこと自体に抵抗があったというのは気にしない方向で。


ザッカーバーグを筆頭に、エドワルドやショーンらのキャラクターが実にシリコンバレーらしいというか、論理的な思考を早口でマシンガントークしまくるのが面白かった。実にクールで、こういうのは好きですw
実在の人物の魅力的とは思えない行動・言動を魅力的な物語として描く手法は、さすが「ゾディアック」を撮ったフィンチャー監督だなと。Facebookについては好印象のない俺だが、映画としてはとても面白かったです。

*1:以前そんな疑いをされたこともあったが…女に相手にされないからという非モテ蔑視だ