通販

久しぶりにニッセンの通販カタログが到着したので、パラパラと眺めていたんだが
「おっ、これいいかも」と思った製品が全て中国製って書いてあるのに引っかかる。
きちんと製造場所を表記してくれるのは、企業として真摯な姿勢でありがたい…が
正直なところ、中国製にはマイナスイメージが払拭できないというのもありますな。


そう言いながらも結局買ってる自分がいたりしますけどもw

映画「たそがれ清兵衛」鑑賞

真田広之主演、山田洋次監督の本格時代劇。2002年の作品なので、もう12年前ですか。
ドラマも映画もあまり時代劇は観ない俺ですが、何となく観てみました←そんな理由か


感想:大人が観ておくべき作品。
正直なところ「男はつらいよ」が性に合わない俺にはどうかな、と思ってたんですが
いやはや真逆で最初から最後までどっぷり世界観に浸ってました。
昼飯食ってから気軽な気持ちで見始めたんで、途中で居眠りするかと思ったが全くしなかった。


監督が、時代劇を見せるというよりはリアリティを重要視して演出した、という方針が
随所に散りばめられているので、観ていて不自然さを感じないのが嬉しかった。
こういう空気感をしっかりと受け止める作品において、暗さの表現というのは実に重要だ。


しかし真田広之は男前すぎるせいで、あんなみすぼらしい姿なのに格好良いのがズルい。
ヒロイン役の宮沢りえも良かったなー。本当に魅力的な女を演じていて、ガッツリ引き込まれた。
この二人が屋台骨をしっかり支えてる作品なので、観ていて実に気持ち良かったです。
田中泯の存在感もたまらん…この歳になってから観て良かったよ、若い頃じゃ絶対わからなかった。

映画「GODZILLA ゴジラ」鑑賞

勿論ローランド・エメリッヒ監督のハリウッド版じゃありませんよ、現在公開中の方のゴジラです。
いや、エメリッヒ版も俺は嫌いじゃないけど。そもそもゴジラにそんな思い入れがあるわけじゃないし。
評判も良いし、怪獣映画ならやはり劇場の大スクリーンで観ておくべきかなと。


感想:番長登場。
いや別にウェズリー・スナイプスが出てるわけじゃありませんがw 思ってた以上にゴジラしてました。
監督のギャレス・エドワーズは「モンスターズ/地球外生命体」という低予算映画でデビューしてるが
次に撮ったのがこの制作費1億6000万ドルのゴジラ、という大抜擢。ゴジラ愛がこの上なく込められてます。


俺はゴジラについて全く詳しくないので、各所にあるオマージュっぷりとかはファンの人に任せるが
演出の仕方は実に素晴らしかったなと。怪獣が現れて逃げまどう人間の反対側にゆっくりと番長のように現れたり
背びれが少しずつ青光りして溜めて溜めてから一気に炎を吐き出したりという、カタルシスの表現っぷり。
あの大音響の鳴き声も溜めがしっかり入ってからなので、実に期待感を煽ってくれますw


「パシフィック・リム」では少し残念だった「真っ昼間に格闘しない」という欠点がありましたが
ゴジラではしっかりと昼間の格闘も。建造物を思いっきりぶっ壊しまくり。これ、これなんだよ!
随分と人間に対して無害すぎるなという気もするが、敵がスターシップ・トゥルーパーズみたいなタガメ野郎だしな。


しかしあの完成度で初めての人はおろか、新旧ゴジラファンをも唸らせる超大作がハリウッドで完成させられちゃうと
邦画で正統派ゴジラの続編を作るのはもう絶望的だよな…「FINAL WARS」みたいな変化球じゃないと厳しいだろう。
今作の続編も既に決定しているみたいだし、すっかりお株をハリウッドに奪われてしまったなと。
日本は金かけて何作ってるかと思ったら「るろうに剣心」「ルパンIII世」だろ?映画を馬鹿にし過ぎだわ。