呆然

先日、友人と飲んだ時に「最近のお笑いはこんなのが流行ってるみたいですよ」と紹介されたのが「ラッスンゴレライ」「あったかいんだからぁ」とかいうネタだった。
どちらも全然知らなかったので見てみたが、何が面白いのか皆目見当がつかない…小学生とかなら喜びそうだなとか思ったけど。


今時のお笑いよりは、正統派の漫才だったりコントの方が好みです。
ナイツの安定感といい


アンジャッシュのネタの見事さもまた。


笑いのプロってのは、ノリだけじゃなくて技術とセンスの両方が感じられないとな。

映画「バタリアン」鑑賞

ダン・オバノン監督、いわゆるロメロゾンビのリスペクト系パロディの元祖にあたりますな。
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」は実在の事件でした、という設定から始まる作品でガキの頃に何度も観たんだけど、久しぶりにCSで放送してたので思わず録ってみた。
未だにオープニングテーマは頭から離れないどころか、口ずさむ程の敬愛っぷりだったりしますw


感想:今観ても秀逸さが半端ない。
今でこそ無数にあるゾンビ映画だが、完成度の高さが随一。コメディ要素を含めてるのに恐怖感もしっかりと描ききっているので、子供の頃観てて怖かったのも無理はないかと。
ここまで本気で面白く作りこんであったとは正直思ってなかったので、心から脱帽です。


久しぶりに見直して思い出したが、バタリアンにおけるゾンビはかなりの進化をしてるんだよな。
走るだけではなく、道具を使ったり喋ってエサ(人間)を誘い出したりと非常に優秀w


ただ字幕については当時の無理矢理字幕版だったので、懐かしくて笑ってしまった。とっ捕まえたゾンビに語りかけるシーンで「名前は?」「オバンバ」という強引な字幕なんだよな。
原語では"You can hear me?""Yes"だぞ、「聞こえるか?」「ああ」だろうがw


他にも語りたい部分は山ほどあるが、この作品は一見にしかずだと思いますので。
正統派ゾンビオマージュの最高傑作です。

映画「太陽を盗んだ男」鑑賞

沢田研二主演、長谷川和彦監督のアクション映画(?)…とにかく邦画界に衝撃を与えた作品です。
一介の理科教師が原爆を製造し日本政府を脅迫するという、強烈なインパクトのストーリー。


感想:ハチャメチャ西部警察
いや、元々西部警察はハチャメチャだろというツッコミは置いといて。ガッツリのカーアクションが
妙にそれっぽいと思ったら、三石千尋とマイクスタントマンチーム*1だった、そりゃそうだw


そして核爆弾の製造に成功して踊り歌うジュリーが志村けんにしか見えないという罠w
ロープにぶら下がってターザンよろしく「アーアーアー」とか、何なんだろうなこの感覚。
荒唐無稽な設定だけではなく、作品のノリ自体も、そしてラストも実に突っ走った作品でした。
新幹線大爆破」とはある意味同じ、ある意味別方向で、観ておくべき邦画の一つでしょうな。


刑事が菅原文太、ヒロインに池上季実子、ちょい役でも小松方正、水谷豊、西田敏行らが出てるという非常に豪華なキャスティング。細かった頃とはいえ、西田敏行サラ金の取り立てとは…文太兄ィはとにかく死なないです。やっぱりドリフの何回斬られても死なないコントを思い出してしまうw

*1:西部警察のカースタントチーム