紳士

シルバーウィークもあっという間に終焉を迎えてしまったわけだが、連休を少しでも活用しようと友人諸氏と川崎にあるゲーセン「ウェアハウス川崎」に行ってきました。
「電脳九竜城」と呼ばれる噂のゲーセンだったので、一度行ってみたかったんだよね。


実際に行ってみたら建物の外観はおろか、入り口から強烈な洗礼を受けた挙げ句に内装の隅々までこだわった作りに感動してしまった。写真撮りたかった…(撮影禁止)


OLDゲームコーナーで早速ストリートファイターのアップライト筐体を発見。
ストII以降しか知らない人が多いと思うが、初代は感圧式のボタンで叩く強さによって弱・中・強を調整しなければならなかったのです。プレイしていると段々手の平が痛くなるので後半では波動拳を出すために肘でボタンを突く「肘波動」をするのが当時の通例でしたw


で、久しぶりにやってみたら波動拳連発であっさりとラスボスのサガットまで到達するもタイガーニー2発で終了という、鬼のような攻撃で瞬殺されましたw 「これは ひどい」
アップライト版は昇龍拳が弱い*1という話を知ってはいたが、まさか跳び蹴りで潰されるとは…
是非ともクリアしたかったんだが、20年ぶりくらい(だと思う)にやったアップライト版でサガットまで到達できただけ良しとしよう。当時は後半ステージどころか波動拳すらほぼ出なかった。


他にもラッドモビールスペースハリアーアウトランなどのセガの大型筐体(ムービング式)にダライアスガントレットなどもあってオッサンゲーマー感涙モノ。ダライアスのボディソニック*2はたまらん!
スペハリも3DS版持ってるけど、やっぱりゴウンゴウン体が傾く筐体でやるのが楽しいんだよ!右手が痛い!*3


テーブル筐体もレゲーはたくさん並んでたので、大型をやらない人でも楽しめます。
とにかく店内が広いので筐体毎の間隔や通路も余裕があり、伸び伸びとそこにいる時間が楽しめます。
普通の新作も大量にあるので、古参も新参もまんべんなく遊べるというのは実に素晴らしい。


記事とかでも紹介されてますが、一度は実際に足を運んでみることをお薦めします。

映画「キングスマン」鑑賞

タロン・エガートン主演、マシュー・ヴォーン監督のスパイ映画。今年はM:Iに007というスパイ映画の代表格の新作が公開されるというのに、あえて未知数の新作を放り込んできた。その意気や良し!
予告編を観る限り滅茶苦茶面白そうだったので、前売を買って楽しみにしてました。


感想:マシュー・ヴォーンにハズレ無し。
「キック・アス」「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」と大傑作を世に送り込んできた監督だが、これほどまでに完璧かつ爽快な作品を見せてくれるとは!こないだ観たM:I-5*4は実に楽しかったが
俺の中でこっちの方が完全に上回りました。キングスマン最高!!


何が素晴らしいって、全体のストーリーとしてはそれほど珍しくない流れの作品なんだけど冒頭の展開からいきなり「あれっ!?」と意表を突いてくるし、ガッツリ長回しのアクションは勿論、細かいカット割りのアクションも、どう動いてるかがしっかりわかる見せ方をしてるので感激!
何やってるか全然わからないカット割りをする監督は、マシュー・ヴォーンの爪の垢を煎じて飲めよ本当。この演出法だけでも満点を上げたい作品です。


スパイ物として出てくるガジェットが、昔ながらの感じを押し出していて良かったです。
そしてクライマックスのアレに大爆笑。何て最悪に最高の美を見せるんだと(BGM含む)w
最初から最後までダレることの一切無い、最高に楽しい作品でした。これは観ないと損します、間違いなく。


あとサミュエル*5はずりーよな。出てるだけでもうw
コリン・ファースのそのものズバリ紳士な格好良さは本当にたまらない…俺もオーダーメイドのスーツが欲しい!
そして俺が中高生だったら、間違いなく「傘でコップ」には挑戦してると思います。

映画「ピクセル」鑑賞

アダム・サンドラー主演、クリス・コロンバス監督*6地球外生命体がパックマンギャラガというお馴染みのゲームキャラクターで地球を襲ってくる映画。CMも結構やってるようですな(←見てない)


感想:マリオから逃げろ!
ナムコ任天堂タイトー等のキャラ使用版権をしっかり取得してるので、俺らみたいな古参ゲーマーには実にしっくりくる軍団が襲ってくるわけですw でも、センチピードとか普通の人は知らないよなぁ…
ましてやQバートなんて、俺もかすかにしか知らないので*7一般層がどれだけ楽しめるのかがわかりません。
BGMと共にリアルに描かれるギャラガの編隊攻撃は言わずもがな、バーガータイムとか噴飯モノなんだけどなw
ヲタクが世界を救う、というのはゲーム関連以外の映画でもよく使われる脚本だったりもするけどやっぱり感情移入してしまうので、思わず「よくやった!」と言いたくなる痛快なシーンが多数。


ただそれ以外に関しては特筆する部分もないというか…岩谷徹パックマンの生みの親)がカメオ出演してるという話は聞いていたが、あそこまで出張ってくるとは思わなかった。
…と言っても本人は本当に冒頭でカメオ出演しただけで「プロフェッサー・イワタニ」を演じてたのはデニス・アキヤマという役者でした。すげー似てたから全然気付かなかった(^_^;) 参考記事


あと、主人公のライバル役として超気取ったピーター・ディンクレイジが出てきて思わず吹き出す。
お前センチネル開発してたんじゃないのかよ*8と突っ込みたくなってしまう俺でした。
ドット絵が実際の街並みを破壊しまくる迫力映像を、あれだけの予算をぶっ込んで作れるのはハリウッドだけだと思う(日本でやったらショボくなりそう)ので、一度は観ておいて良いと思います。


…ただ、順番としてキングスマンよりは先に観ておいた方が無難かなw

*1:テーブル版は上昇から下降まで完全無敵、相手はガード不能

*2:重低音によるシートの震動

*3:連射の疲れ

*4:ローグ・ネイション

*5:L・ジャクソン

*6:「ホーム・アローン」や「ハリー・ポッターと賢者の石」などを撮ってます

*7:タイトルも知らず、画面を見たことがある程度

*8:X-MEN:フューチャー&パストより