本厄

明けましたので、今年もよろしく願います。(←実家に帰ってました)
相変わらず大した内容もない、映画好きのオッサンの日々をツラツラと書いていきます。
本厄を迎えた今年、とりあえず一年健康で更新が途絶えないようにという、ささやかなる目標で…

映画「るろうに剣心 伝説の最期編」鑑賞

佐藤健主演、大友啓史監督のシリーズ最終作。前作(京都大火編)で登場した福山雅治師匠との修行を経てDV男伊勢谷友介、決着のつかなかったミイラ男藤原竜也との対決を迎えます。←役名で言えよ


感想:殺陣は立派。
炎が走る志々雄の剣の演出が楽しかったのもあるが、どの登場人物もアクションが冴えてる。
相当練習を重ねて撮影に臨んだんだろうなと思います。見応え抜群。
…ただそれ以外の部分は特筆する部分がないというか、神谷姉弟*1が邪魔でしかなかったり何よりラストの伊藤博文に「え、それで許されるの!?」と思いっきりズッコケた。
いやまぁ原作通りなのかもしれないが*2斬れよアイツ。


世界で客を集められるマーベルやDCのアメコミ映画に対して、とりあえずイケメン出しとけという邦画が若い女性客しか集められないのは、さもありなんという感じ。
映画ファンとしては、バットマンみたいに重いテーマを描くか、アントマンみたいに明快・爽快にするかしっかり割り切って欲しいな。その点「HK/変態仮面」は振り切っていて良かったんだが。
そうすると興行成績が振るわないのか…日本の客層自体が一番問題なんだろうな。


そして昨年末に観た最後の映画。

映画「スター・ウォーズ EP7 フォースの覚醒」鑑賞

昨年末に話題沸騰した、ご存知人気SFシリーズ最新作、監督はJ.J.エイブラムス。
EP6(ジェダイの帰還)の30年後を描いているので、旧三部作の主要キャスト三人*3も出演。
2015年最後の大作として大々的に宣伝・タイアップなどを目にされたかと思います。


感想:待った甲斐があった!
「スター・ウォーズ」は旧三部作が神格化してしまい、EP1(ファントム・メナス)が公開された時は期待度が高すぎて、大部分のファンにとっては肩すかし感があったんだよね。
その経験があったので、このEP7にはあまり期待せずにおこうと思ってたんだけどいざ蓋を開けてみたら見事なまでに良い意味で期待を裏切る完成度。
これが「スター・ウォーズ」!これを待ってたんだよ!と。


エイブラムス監督のレンズフレアは相変わらずで思わず笑ってしまったが音楽もジョン・ウィリアムスだし、新キャラがどれも立っていて良かった。
ダニエル・クレイグが出ているという話を事前に聞いていたので、どこに出てるのかと思ったらストーム・トルーパー役だったらしい…ってわかるかそんなもん!w
兵士がレーザー銃を撃ち合う中、一人だけワルサーPPKとか撃ってたらわかりやすいのに←わかりやすすぎだろ
一応どのストーム・トルーパーだったかは判明しているので、もう一度観たくなりました。


オリジナル(EP4)の続編であるEP5/6がそうであったのと同じで、ルーカスには失礼だが本人が監督しない方が続編としてはしっくり来るような作りになるのかな、と。
旧作のギミックをあちこちに盛り込んであるのが、あざといっちゃあざといけどやっぱりファンは喜んでしまうし楽しいんだよね。


しっかりとEP4〜6のエッセンスを盛り込みつつも、きっちり次世代のキャラに繋いだということで相当なプレッシャーであったろうJ.J.エイブラムスには「お疲れ様でした!」とねぎらい褒め称えたい。
悲しい物語ではありましたが、EP8に早くも期待してしまう自分がいるのでした。


余談だが、公開まで余命がもたない海外のファンにスタッフが特別に自宅で先行上映してあげた(その一週間後に他界)というエピソードがあったが、あのファンはこの完成度の続編で本当に大満足だったんじゃないかな。
勿論EP8/9も観たかっただろうけど、俺がもしこのファンの立場だったら悔いなく逝ったと思います。

*1:ではないけど

*2:読んでないから知らない

*3:ルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ、レイア・オーガナ