血肉

先日、久しぶりに渋谷へ映画を観に出かけたついでに献血を済ませ、飯食おうと思ってまーさんの家という石垣牛が売りのハンバーグ・ステーキの店に入る。
何の下調べもせずにたまたま見つけたので入ってみた店だったんだが、金曜日限定でカレーをやってるらしく、これが実に美味い。

鉄板の上でジュージュー鳴ってるので熱いんだけど、肉もハンバーグも柔らかくてたまらん。
付け合わせにゴーヤが食べ放題で、店内も沖縄民謡が流れてるのが石垣仕様なのかなw


カレーが美味かったのもあるけど店員さんがまたイイ感じの接客だったので、次回行った時はハンバーグやステーキも食べてみたいと思います。
今後は渋谷で肉料理食いたくなったらここだな、という位の満足度でした。

映画「FAKE」鑑賞

2014年にゴーストライター問題で世間を騒がせた佐村河内守にずっと密着した、森達也監督のドキュメンタリー映画
上映館自体が少なく、都内でも二カ所でしか上映してなかったので、渋谷ユーロスペースで観てきました。
佐村河内の映画ってことは、主演はみうらじゅんか!?と思ったのは俺だけだろうかw


感想:何がFAKEなのか考えろ。
というのが結論ですかね。佐村河内に密着という時点で、そっち寄りの作りになってるのかなと思いきや、監督本人も何度もガッツリ疑ってかかってたり、外国人記者の核心(痛いところ)を突いた質問でしどろもどろする佐村河内の姿もしっかり映してる。観てるこっちが「オイオイ」と突っ込みたくなる位に。
終盤に驚きの展開があるんだけど、それも信じていいのかわからないような演出をラストにもってきてたり、とにかく作りがいやらしいw


それにしても敵対するジャーナリスト(神山典士)や新垣隆サイドもちゃんと出てきて真っ向から対峙すればいいのにな、と思ったのは俺だけではないだろう。勝者の全てが正しくて敗者の全てが悪いなんてことはないわけだから、お互いが認識してる部分をぶつけ合って白黒つければ、ある程度はしっくりくるんじゃないのか、と思うんだけどね。特にジャーナリストってのはいつも質問する側なんだから、同じように質問されたら逃げるってのはスタンスとしてアレだろ。
そもそも森達也が一方的に佐村河内側に立ってるわけじゃない、ってのはこの作品観てわかるんだしな。


ただ、佐村河内が作中で言ってた「ボクは作曲活動において、今の新垣みたいにこれだけ世間で売れたような事は一度もないです」というのは納得だったな。確かにこの事件が発覚するまでは、佐村河内という名前も、全聾の作曲者が沢山の曲を発表してるなんてのも知らなかった。
勿論クラシック界や音楽業界においては、累計17万枚を売り上げた「HIROSHIMA」があったことで有名だったのかもしれないけど、世間一般はアレがニュースになって、新垣隆があちこちの番組に呼ばれるようになってから知ったって人が大半なんじゃないの?少なくとも俺は知らなかったです。
調べてみたらバイオハザード鬼武者のクラシックアレンジCDも出してたらしいけど…ゲーマーのクセに無知ですいません。


だからといって佐村河内の疑惑が晴れたわけじゃないが、物事は一方的な目線でだけ見るのはどうかな、と考えるきっかけになった映画でした。


「日本で一番悪い奴ら」しかり、今年はドキュメンタリーの邦画に当たりまくってるので非常に嬉しいです。
真面目に描くとか真実を暴くとかメッセージを訴える、という事ばかりに注力する作品が多いジャンルにも関わらず、それをしっかり映画として楽しんで観させるという事にも力を入れているので、観ていて楽しいし説教臭くないけど鑑賞後には色々と真面目に考えたくなるという、素晴らしい出来になってるんだよね。
幸せな年だなぁ…俺本厄だけどw

映画「ゾンビ・コップ」鑑賞

トリート・ウィリアムズ主演、マーク・ゴールドブラット監督のB級ホラー(?)作品。
近年、日本でもブルーレイ版が発売されて、その手の界隈(←どんな界隈だよ)で話題になりました。
原題は"DEAD HEAT"、ジャッキーのアレを思い出してしまうが、勿論それよりはるかに前の作品です。「死」を掛けてるわけねw


感想:思ったより頑張ってた。
ゾンビ物は八割方ハズレというのが一般的な(?)見解だが、確かに雑な脚本だけどゾンビ物としてはしっかり楽しめました。
劇中に出てきた"Welcome to Zombieland!!"は名台詞だな…誰も知らなそうだがw


勿論ドB級ゾンビ物なので低予算ぶりはあちこちで散見されるわけだが、普通に面白いですよ!?
ラストの名台詞まで、昔から愛される作品なんだなというのが実によくわかりました。


この作品とは関係ないけど、友人から教えてもらったYahoo!ニュースのトピック。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160710-00010004-giz-prod
この記事、一般的にどれくらい需要があるんだっていうw 勿論初回限定版ブルーレイを買った俺には素晴らしい記事ではありますが。