失意

北条かや女史がヒモと契約したとか言っててションボリ。
バツイチだったとか風俗やってたとかそういう過去の出来事は別に気にしないが、堂々と現況のそういう宣言されてもなぁ…
そんなことより、こないだ観た「ららら♪クラシック」で美濃さんが可愛かった。

眼鏡似合いますね。

映画「テルマエ・ロマエII」鑑賞

阿部寛主演、武内英樹監督の同名漫画原作の実写版二作目。監督としてはこのシリーズ以外に「のだめ」シリーズもやってるようだ(←観てない)。
前作の濃いキャスト(市村正親北村一輝・宍戸開など)は続投…つーかこの人ら以外にローマ人やっても違和感ないキャストは存在しないよw


感想:前作と同じ。
平たく言うと、古代ローマから風呂を通して現代日本にワープして風呂・トイレなどの技術をローマに持って帰る、というのを繰り返すだけなんだよね。
原作は読んだことないから知らないけど、映画に関して言えば前作と同じ事を繰り返してるなーと。それがつまらないということはないけど、目新しさがないというか映画の続編としては押しが弱いと言いますか…CGとかブルガリアロケ(高さ50mのコロッセオを建てた)とか金はかかってるのは確かなんだが。


ラブロマンスだったり権力闘争だったりというエッセンスを盛り込んでるので、単純にギャグだけで終始しているわけではないから変化はあるはずなんだけどな…
単に俺が上戸彩に全く興味がないからこういう感想になっちまうのかなw まぁその辺は完全にただの主観なんで。
あ、でも北村一輝の馬の乗りこなしっぷりは特筆に値すると思います。もうナポレオンにしか見えなかった。

映画「葛城事件」鑑賞

三浦友和主演、赤堀雅秋監督、同名の舞台作品を劇場映画化したもの。
後に無差別殺傷事件を起こしてしまう次男を持った父親を中心に、その家族、そしてその次男と獄中結婚を申し出る女性を描いた物語(フィクション)ですが、元々の舞台版は実際に起きた「池田小事件」モデルとして作ったらしく、映画化するにあたってはその後に起きた「秋葉原連続殺傷事件」なども参考にしているそうです。
都内では上映がほぼ終了してしまっていて、渋谷アップリンクだけ公開していたので予約して観てきました。


感想:二度と観たくない傑作。
「告白」とか観た時もこんな感想だったような気がするが、観終わった後の胸糞悪さが半端ないw
事件を起こす次男の言動・行動も勿論だけど、その元凶であろう父親のクズっぷり…あの三浦友和が強烈な演技を叩きつけてくるので、心底参りました。
ただその父親も特別おかしな悪人というわけではなく、本人としては理想の家族像を目指してこうしたい、こうなりたい、こうあるべき、という方向に突き進むせいで家族もそれぞれ進む道でどうにもならなくなり、そして崩壊していくという悲劇に陥ってしまうので、父親一人の責任と言ってしまうのもどうかと思うんだよね。


これってどこの家族にでも起こりうる可能性があるわけで、自分が100%そうならないと言い切れないのが本当に恐ろしい部分なんじゃないかな。
俺自身割と頑固な方だと思うので、尚更だ。(この作品を観て、所帯を持ってなくて良かったと思ってしまう位w)
さすがにあの次男のような腐った考えには至らないとは思うが…


全編通して胸糞悪い上に後味も不快なんですが、キャストが総じて凄まじい演技力を見せつけているのもあって、映画作品としては実に面白かったです。というか観るべき作品。
俺あまり邦画は劇場で観ない方なんだけど、今年はたまたま観た作品がどれもこれも完成度高すぎるので嬉しい悲鳴。
映画ってやっぱり面白いなぁ、と今更ながら再確認してる年なのかもしれないですw


「葛城事件」は本当に見応えある作品だと思いますので、是非とも劇場で。