終幕

こち亀が今月で連載終了というニュースが駆け巡り、昔に最終回騙しのエピソード(見開きで「ご愛読ありがとうございました」というお礼を述べた)があったのを思い出したが、今回はマジのようだ。
週刊誌で連載40年、単行本200巻は今後誰にも記録を破られることはないんじゃないだろうか…いやはや、お疲れ様でした。
2020年の東京オリンピックの日暮までは続くと思ってたんだがなぁ。
とりあえず公式サイト両さん節が炸裂してて笑いました。


激安だったので気まぐれで買ったマリオのパズドラをプレイすべく久しぶりに3DSを引っ張り出してやってるんだけど、最近はすれ違い通信をONにして街中を歩いてみても、なかなかすれ違いませんな。さすがにスマホの普及率・使用率が高いのか、3DSを持ち歩く人は減少したんだろうな。
しかしパズドラ初体験の俺には難しいです。一筆書きで繋げていこうと悩んでいるうちに時間切れで終了してしまうという…今日もドッスンに一撃死食らったぞチクショウ。

映画「植村直己物語」鑑賞

西田敏行主演、佐藤純弥監督、世界に名だたる冒険家である植村直己氏の半生を描いた物語。
公開当時小学生だった俺はお袋に連れられて劇場に観に行った記憶はあるんだけど、ラスト以外の内容をほとんど覚えていなかったのと、たまたまCSで放送していたので録画してみました。
30年前に一度観たきりである映画を、植村直己が亡くなったであろう年齢になってから観るとは何とも感慨深い。


感想:みんな若い!!
いやまぁ30年前の映画なんだから当たり前だろって話なんですけど、主演の西田敏行から倍賞千恵子、故山岡久乃など大御所のオンパレード。当然ながら演技は言わずもがな。
話自体は、植村直己が明大山岳部で登山をした所から数々の冒険、結婚、そして行方不明になるまでを描いてるんですが、改めて尋常じゃない冒険家だったんだなと…それが最初の頃は山岳部のお荷物だったとは本当に信じがたい。どんな伝説級の人でも最初はそうで、そこから死に物狂いで頑張るからこそ伝説に成りうるわけだ。


作品としては映像も音楽も実に素晴らしく、それでて日本の誇る冒険家を描いてるわけだから、そりゃ文部省推薦作品にもなるわなと。
調べてみたら、今作の撮影のために有名な登山家を集めて実際にエベレストに登ったりしてたそうで…確かにCGのない時代にあの超絶リアルな登山シーンを撮ろうと思ったら、実際にやるしかないよなw これが1986年の邦画だってんだから驚きだ。
ドラマの延長で劇場版が出来ました、って今の邦画界はひれ伏せよな本当。不良グループが抗争したところで知るか、勝手に死ねっつー話ですよ。(←特定の作品への悪意を感じるコメントだな)

映画「デッド寿司」鑑賞

武田梨奈主演、井口昇監督の馬鹿映画(←言っちゃった)。いやだって寿司が襲ってくるって時点でまともなジャンルじゃないだろとw
まぁこの監督は「片腕マシンガール」「ロボゲイシャ」とか撮ってるくらいだし、この手のジャンルに特化した監督なんじゃないかしら。


感想:焼酎三杯位飲んでから観るのが丁度良い。
これでもかこれでもかと詰め込んでくる監督のギャグセンスに、しらふで普通に観ようとすると数分で「何だこれ」とへこたれると思います。そうではなく、ハナっから酒飲んで斜めに流してる位で良い具合になるかと*1。ギャグも全てがアレなわけではなく、数シーンは笑わせてもらいましたので。


武田梨奈主演ということでアクションシーンには期待してたんだけど、さほどガッツリやってるわけでもなかったので意気消沈。こういう作品だからこそ本気の格闘アクションをガリガリやってくれれば緩急が付いて笑いにも繋がるんじゃないか…作品のためなら怪我をも厭わぬ武田梨奈を起用して、80年代香港アクションをイメージしたような演出シーンがいくつかあっただけに勿体ない。馬鹿映画は馬鹿な部分だけ本気じゃ駄目なんだよ、やられ役も身体張ってくれよ。あと女体盛りが全裸にならないってどういうことなんだよ。


というわけで俺としては残念な感じの出来でした。「アタック・オブ・ザ・キラートマト」よりは眠気がなかったかなと。
あと武田梨奈さんはもちっと仕事を選んでもいいと思います。

映画「REC4 ワールドエンド」鑑賞

マヌエラ・ベラスコ主演、ジャウマ・バラゲロ監督のゾンビ系シリーズ四作目。
原題は"REC 4: Apocalipsis"だから「黙示録」なんだろうけど、何故か「ワールドエンド」に。前作は原題通り「ジェネシス」だったのに何でだろう。


感想:前作の悲劇からは逃れられた。
あ、「悲劇」っつーのは話の展開ではなく作品の完成度の話ですw 前作は「3」と銘打ってる割に外伝的な話っぽくなってて、展開もキャラクターもガッカリな部分しかなかったという惨憺たる出来だったんですよ。
だから「続編あるらしいけどRECシリーズも終わったかな…」と消沈しながら一応4を観てみたわけですが、2の直後の話なのでキャラも流れも続いてる設定という部分だけで喜んでました。3同様POV形式からは離れてるけど、舞台も貨物船内という閉鎖空間なので艦内設置の監視カメラがなかなか効果的に使われています。


せっかく固定カメラなのにカット割りの細かさのせいで何が起きてるのか全然わからないような演出だったり、武器持ってるのに何もしないでオロオロしてる奴らばっかり(そういうキャラは一人で十分)だったりという欠点はあるものの、どういう展開になるんだろうという話の進め方は良かったと思います。
最後の一言がシリーズの完結編を示してるのかな、と思わずニヤリとさせられたり。
1・2の完成度と比べると…という部分と、いわゆるオカルト的な謎の部分については決着が付いてないけど、最終作としては及第点じゃないですかね。
少なくとも3で終わらなくて良かったよ本当w

*1:ただ吐き気をもよおすシーンが一つだけあるので、そこは要注意