増殖

LGがスマホのCMでジェイソン・ステーサムを起用してるんだけど、あまりにもぶっ飛んでて笑いが堪えられなかった。

ステーサムワールドここにありw


ちなみにメイキングも上がってたんだけど、これも笑いを我慢出来ず。

無数のステーサム面が気持ち悪すぎだろw


このCMを思いついた奴は誰なんだ、俺と握手してくれ頼むから。

映画「ストレイト・アウタ・コンプトン」鑑賞

ジェイソン・ミッチェル主演、F・ゲイリー・グレイ監督、伝説のヒップホップグループ「N.W.A.」を描いた音楽伝記映画。
元々ヒップホップに興味がないどころかN.W.A.も全く知らないけど、何かとりあえず観といた方がいいよ的な話を聞いて観てみました。Amazonプライム万歳w
ちなみに「コンプトン」てのはカリフォルニア州にある町の名前であり、タイトルはN.W.A.のアルバム名です。「コンプトンから直で来たぜ」みたいな意味かな。


感想:全然知らなくても楽しめた!!
いわゆる「ギャングスタ・ラップ」というジャンルを確立したグループなんだけど、曲は言わずもがなメンバーもアイス・キューブ位しか知らなかったんだよね。キューブは俳優としても活躍してるので、チョイチョイ映画で見かけた名前だったので。
そんな程度の知識しかない俺でも、単純に「このラップかっけーな!」と入れるんだよね。序盤からキューブのラップの凄さが伝わってくるし、最初はラップが下手だったイージー・EがDr.ドレーとアツくラップを仕上げていく感じとか。


そしてN.W.A.が何であんな攻撃的な曲ばかり作るのか…相手が黒人というだけであんな無茶苦茶な横暴を振るってる警官が蔓延してるんだから、そりゃFuck The Policeにもなるわなと。作中でも描かれるけど、ロドニー・キング事件のような事が日常茶飯事で行われてるという事実に驚愕した。軒下でハンバーガー食ってるだけで地面に伏せさせるとか、どんな南アフリカだよ。
たかだか20年前でこれだもんな…アメリカって国は本当に恐ろしいわ。


そんな腐れ社会にツバをふっかけるN.W.A.が、カネのいざこざで分解していく悲しいお話。貧乏時代の方が一致団結して大好きな音楽をやって楽しい日々を送れていたのに…というのは、どの業界でもあるような事なんだろうな。
147分の長尺だけど、全然中だるみもなく時間を感じさせない素晴らしい作りでした。これ、観ておいた方が良いです。ドープだぜドープ。

映画「オーディション」鑑賞

石橋凌主演、三池崇史監督のサイコホラー。かつて米TIME誌がホラー映画TOP25を選出した際、邦画で唯一選ばれたという作品であり三池崇史の代表作の一つなんだけど、実は観たことなかったんだよね。
これがしっかりラインナップされてる辺り、Amazonプライムはわかってるというか頭がおかしいというかw


感想:途中までは三池作品ということを忘れていた。
とにかく、前半は割とほのぼのと話が進むんですよ、若かりし石橋凌&若かりし國村準がオーディションやってる所とか。後半で部屋にズタ袋があるシーンから不穏な空気は漂ってくるわけですが、まさかあそこまで突っ走るとは…いや、三池映画本来のスタイルはこれですがな。「ヤッターマン」とか「逆転裁判」とか素晴らしい作品も撮ってますが、明らかに三池作品の中では異端児ですよ!?
グロ描写はとことんグロに、見せて欲しくない部分をキッチリ見せるのが三池スタイル。映画祭で記録的な人数の途中退出者数を叩き出したそうだが、これは確かにキツイ人には耐えられんだろうw


作品としても、前半は静かに進んでいくんだけど中盤で「あれっ!?」となって、後半は色々混乱しながらもただただ怖い。静かなシーンで「ワッ」みたいな脅かし系ではなく、その世界というか生活における空気が恐ろしく感じるというのが、いわゆるJホラーの真骨頂なんじゃないかな。今時のJホラーも脅かし系が多くてげんなりなんだけど、そんな誰でも思いつくような演出じゃなく、恐怖の感じさせ方を考えるのが監督の手腕だろと。グロ描写云々は抜きにしても。
16年も前の映画でこういう事をやってるのに、最近のJホラーは何やってんだか…あぁ、「貞子VS伽耶子」とかやってたっけ。


大杉漣とか石橋蓮司とか、三池映画ではお馴染みの人らもキャスティングされてます。予想通りどちらも酷い扱いだったがw
グロ描写に耐えられて、ホラー好きな人は観ておくべきだろうな。
キリキリキリ……恐いでしょう?
キリキリキリ……痛いでしょう?