強硬

気がついたら四月が始まってもう一週間。最近は寝ても疲労感が抜けないし、何をするにも気力が足りない。
大好きな映画を観るのもゲームをやるのも、そこまで満ち足りた感がないどころか途中で寝落ちする始末。これが40を超えるということなのか…


ドラマ「24:レガシー」はもう最終話直前だがやっぱりどっちらけ。やっぱシーズン5位で丁度良かったかな。


X-MENのスピンオフ作品である「レギオン」も見始めたんだけど、やってることがほとんど脳内世界での葛藤みたいな感じ。いやいや、X-MENに求めてる部分ってそこじゃないから。映画みたいな予算はないだろうからCGバリバリの超能力大戦やれとは言わないけど、もちっと何かやり方はあったのでは。


今月から「プリズン・ブレイク」の新シーズンがFOXチャンネルで始まるから楽しみにしてたんだけど、放送予定見たら字幕版しかない。
ちょっと待て、日本じゃ吹替あってこそのプリズン・ブレイクだろと。若本先生のティーバッグ節を楽しみにしてる全国のちびっ子達をバカにしてるのかと←どんな認識だ

映画「リトル・ランボーズ」鑑賞

ビル・ミルナー、ウィル・ポールター主演、ガース・ジェニングス監督のヒューマンドラマ。この監督は、現在公開されている映画「SING/シング」の監督でもあります。
ちなみに原題は"Son of Rambow"、恐らく「ランボーの息子」なんだけど、ランボーのスペルを間違えてるという設定。映画「ランボー」を観た子供達が憧れて自分たちなりのランボー(このタイトルがSon of Rambow)を撮るという、アツイ魂を持ったキッズを描いております。
その設定を知った時点で、思わずDVDを衝動買いしてしまいましたw


感想:子供の頃の「憧れ」は大切に。
俺は撮影したいというようにはならなかったが、誰しも憧れたヒーローやヒロインになりたい願望はあったはず。俺も黒傘ショットガンで大門団長の真似したもんですよ。近所の工場に置かれてた廃車の上に乗っかったりしてね。そういう気持ちを思い出させてくれる良い作品でした。
ましてや、この監督は実際にこの作中の子供のように撮影した映画があったりする(「リトル・ランボーズ」のDVD特典として収録されている)ので、尚更監督の思いが詰まってるんじゃないかなと。


スタローン本人に許可ももらい、劇中でランボーの映像も何度か流れます(子供が観てる)。監督嬉しかっただろうなぁw
とりあえず初回は字幕で観たんだけど、今度は吹替でも観てみよう。特典映像も楽しみだな。

映画「ハードコア」鑑賞

主演俳優なし、イリヤ・ナイシュラー監督のSFアクション作品。主演俳優がいないのは、全編主人公視点(いわゆるPOV)で描かれているため、主人公の顔が全く映らないんですな。監督本人がカメラ装着してスタントをこなしてたりする所もあるので、監督兼主演とも言えるけど。
一定のアクションシーンのみこの手法で描かれた作品はあるけど(例:DOOM)、全編これしか使ってないアクション映画というのは画期的。
立川シネマシティの極上爆音上映で観てきました。ちなみに原題は"Hardcore Henry"、主人公の名前がヘンリーなので、別にこのままカタカナでも良かったような。


感想:俺的今年No.1*1
最初の内は「なるほど、こういう設定なのか」「こういう感じで進んでくのか」と理解していく所から始まるんだけど、激しいアクションやら登場人物とのやり取りを見ていく内に、主人公に感情移入というか一体化というか、正にシンクロしていくんですよ。主人公が喋れない(ボイス機能がまだ機能していない)という設定だから台詞は一切無いんだけど、視点や手の動きで感情を表現するので思わず真似したくなってしまうw
あと、武器を手にした瞬間の動きとかは完全にFPSゲームのそれと同じなので、FPS野郎は観ててニヤニヤしてしまうこと間違いなし。


POV映画で画面酔いする人(とグロ描写が苦手な人)には薦められないのが残念だが、パルクールアクションを自分でやってるかのような体験はあまり味わえないと思うのでオススメしたい。タイトル通りハードコアなアクションがてんこ盛りな上にお馬鹿度も非常に高いので、映画「アドレナリン」が好きな人なら間違いなく楽しめます。逆に言うと、ハードコアが気に入ったならアドレナリンも薦めたいんだけどねw
中盤から後半になるにつれてテンションの上がりっぷりが半端ないんだよな…BGMのチョイスも素晴らしいし、これは間違いなくブルーレイ購入決定だなとw
3Dになっても良さそうだが、個人的にはPSVRとかで観るのに最適なんじゃなかろうかと思います。


ちなみにこの作品を撮るきっかけとなったのは、同監督がロシアのロックバンド「Biting Elbows」の"Bad Motherfucker"という曲のMVをこの方式で撮ったのがプロデューサーの目に留まったため。
それがこちら↓
www.youtube.com
このMVも画期的だな…これが大丈夫なら、ハードコアも楽しめます。


劇場で観ていて、あまりの楽しさに涙出そうになってました。エンドロールに入った瞬間にスタンディングオベーションしたかった位です。
うーむ、この調子じゃまた観に行ってしまいそうだw

*1:本国公開は2015年ですけども