疾病

原因不明の背中痛に襲われ、ここ数日悶絶してます。以前やっちまった首の痛みに似てるけど、あそこまで酷くはないかな。
整形外科でレントゲン写真を何枚か撮って診断してもらうも、特に骨の異常は無し。結局湿布を処方してもらうことしか出来ず…「あまり酷いようなら痛み止めの注射をしましょうか?」とも言われたが、以前首の痛みの時にやってもらった注射も大して効果なかったしな。
自覚はなかったが、疲労が蓄積していたのかな…多少仕事は落ち着いてきたが、なかなか休みが取れないのが現状だ。


ドラマ「24:レガシー」を全話観終わったが、結局感想は最後まで変わらなかった。とりあえず捜査官が一人突っ走るCTU、上層部に裏切り者がいるかもという展開がお約束にしても、あまりに薄っぺらすぎて全然入れませんでした。トニー・アルメイダが出てきたのはちょっとしたサプライズではあったがそれだけ、最終話にチラッとでもジャック・バウワーが出たりしないかなーと期待したが、それも叶わず。
そもそも「リブ・アナザー・デイ」の時からそうだったが、12時間しか描かないならタイトルを「12」に変えればいいのにな。


「ウォーキング・デッド シーズン7」も観終わりました。人気の高さからシリーズがずっと続いてるけど、そもそもどうしてこうなったかの原因も描かれなければ、解決策も全く提示されないというのは段々観る気力が削がれていくんだよな。シーズン6辺りからストーリーの進行度が極端に遅くなってるし。
でもニーガン役のジェフリー・ディーン・モーガンは存在感が素晴らしいなぁ、映画「ウォッチメン」でのコメディアン役で示した通り、やはり悪役がピッタリ。「BvS」でブルース・ウェインの父親役やってたけど、お前はそんないい人じゃないだろってw


あ、「レギオン」はあまりにも退屈すぎて観るのやめました。全八話だから観ても良かったんだけど、延々脳内世界で葛藤されてても入り込めないし、特にX-MENからのゲスト出演もなかったしな。
アメコミ映画大好きの俺だが、たまに映画からのゲストが出る「エージェント・オブ・シールド」ですらシーズン3を観ようかどうか悩んでる位。でもシーズン4でゴーストライダーが出てくるって話だから、さすがにこれはチェックしときたいかな。


何か海外ドラマばっかり観てますが、国産ドラマも「火花」「孤独のグルメ シーズン6」「100万円の女たち」「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」を観てます。後の二つはまだ第一話しか放送されてませんが、その第一話が面白かったんで。
アニメは、つい先日までBSプレミアムで放送してたエヴァが終わったと思ったら「涼宮ハルヒの憂鬱」が始まったんで、すげー久しぶりに観てます。もう11年も前なんだなぁ…

映画「ツレがうつになりまして。」鑑賞

宮粼あおい堺雅人主演、佐々部清監督の、同名漫画原作の実写版。文字通りツレ(旦那)が鬱病を患ってしまった女性漫画家の体験談を描いてます。
この二人が主演つーと大河ドラマ篤姫」を思い出すわけだが、割と身近で深刻な問題を扱った現代劇なので、特に気にする部分もないです。


感想:恐怖。
誰しもがなる可能性を秘めている鬱病だが、病名は知っていても実際にどういう病気なのかというのを正しく理解・認知している人というのは、俺を含めてかなり少ないのではなかろうか。勿論症状は多種多様にわたるので一概には言えないけど、精神的にだけではなく肉体的にも症状が出るというのは恐怖だなと。
ましてや先日原因不明の背中痛になった俺としては、作中で「背中が痛い…」と訴えてるシーンに戦慄してたりします(^_^;)


また、治ることは治るけども完全治癒ということでもなく、再発防止を心がけることが重要なんだそうで。患者本人だけではなく周囲の人間の協力も必要だし、その周囲の人間だって患う可能性もあるわけだ。厄介な病気だな。


作中、症状が一番顕著に表れるシーンがあまりにも痛々しくて、心を握りつぶされるような感覚とでも言うのかな…堺雅人宮粼あおいの演技力に圧倒されっぱなしでした。やっぱ凄いわこの二人。
映画として、役者の演技を楽しむだけでもなく、鬱病を知るという意味においても観ておいていい作品だと思います。

映画「フライト・ゲーム」鑑賞

リーアム・ニーソン主演、ジャウマ・コレット=セラ監督のアクションスリラー。お馴染み最強親父ことリーアムがアル中の航空保安官で、飛行機テロを阻止すべく奮闘する作品です。
原題は"Non-Stop"だが、この邦題は犯人がゲーム感覚で進めていく内容とマッチしてて良いと思います。


感想:ジャケットに駄目出し。
観た人ならわかるけど、これジャケットにしちゃ駄目だろと。せっかく良い邦題を考えた人の苦労が台無し。
でも、作品としては犯人が誰だかわからないまま進んでいく航空機テロのミステリとして良かったんじゃないかな?ミスリードも適度にちらつかせてるせいで全然わからなかったし。


リーアムは敵に回したら絶対駄目だというセガール的安心要素があるわけですが、それがそこまで強調されてるわけではなかった*1のが良かったな。96時間シリーズとは違ってサスペンス要素が重要な今作では、そのバランス感が問われるわけだし。

映画「ハミングバード」鑑賞

ジェイソン・ステーサム主演、スティーブン・ナイト監督のアクションスリラー。元軍人がアウトローに落ちぶれるも、はいつくばって再起する話です。
原題も"Hummingbird"、直訳すると「ハチドリ」になります。調べるまで気付かなかったが、イギリス映画だったのね。確かに主演がステーサム(イギリス人)だし舞台がロンドンだから当たり前と言えば当たり前なんだが…(^_^;)


感想:イギリスらしい暗さ。
何だろう、BBCのイメージが強いのかな…ステーサムのアクション映画なのに爽快感がなくて全体的に重苦しい感じ。いや、ステーサムらしくアクションもしっかりこなしてるし好き勝手な生活を演じてる辺り、いつもなら「オイオイ」と笑いながら突っ込めるんだけど今作ではそういうノリでもなく。


だから駄目というわけでもなく、普段のステーサム映画にない重苦しさがイイ感じを出してると言いますか…何となく昭和の任侠映画に通ずる物があるような気がする。ラストがどっちにもとれる割とぼやけた感じの描き方になってるけど、あそこでガッツリ悲劇になってれば俺好みの任侠モノだったんだけどなぁ、惜しい。

映画「SING/シング」鑑賞

カート・ラッセル主演、ジョン・カーペンター監督…ではなく(←それは"The Thing"遊星からの物体Xだろ、というツッコミが出来る方は俺と握手)、マシュー・マコノヒー主演、ガース・ジェニングス監督のアニメ映画。
歌がメインに扱われるけどミュージカルではありません*2
日本語吹替版が実に高評価らしいので、せっかくだからと吹替版を立川シネマシティの極上音響上映で観てきました。


感想:いいじゃなイカ
メインキャストが内村光良長澤まさみMISIA、大橋卓也(スキマスイッチ)、斎藤司トレンディエンジェル)と芸能人オンパレードで、本職の声優さんは山寺宏一坂本真綾田中真弓の三人しかいないという事を知って非常に危惧していたんですが…これが極上の出来で仰天。ウッチャンも斎藤さんもすげーな!


ストーリーとしては、客足が延びず経営難の劇場主が歌のオーディション大会を開催して起死回生を計り、それぞれ生活に不満を抱えているが歌には自信のある人(動物)達がそれに集まり…という群像劇になっています。
勿論メインの売りは歌のパートになるわけで、原語版だとトリー・ケリー、スカーレット・ヨハンソン、タロン・エガートンなどが歌声を披露してるんですが、日本版のキャストはやはり歌唱力を第一に選んだんだろうな。MISIAの圧倒的な歌声はちょっと凄すぎて言葉になりません。極上音響だったのもあるけど、観てて鳥肌が立ってしまった。


怪盗グルーシリーズを作ってるイルミネーション・エンターテイメント社だけに、CGのクォリティは申し分なく。1シーン毎にどれだけ予算と時間をかけてるのか想像も付かない程の作り込みで、溜め息が出そうになる。ただでさえピクサーやドリームワークスがあるのに、まだハイレベルなCGアニメ制作会社が出てくるのかよハリウッドは…


それに対して日本のアニメ大手はどこも太刀打ち出来ないな。新海誠みたいに一人でコツコツと作り上げるか、「この世界の片隅に」みたいにクラウドファンディングを募るしかない現状は悲しすぎる。世界に誇れる作品を生み出せる日本のアニメだというのに…
現場の人間にカネが行き渡らない日本のアニメ制作方式は、そろそろ一度完全に破壊して再構築しないと駄目なのではなかろうか。


話が逸れてしまったが、SING/シング(特に吹替)はオススメです。まだ「ラ・ラ・ランド」観てないけど、下手なミュージカル観るより全然楽しめるんじゃないかな。

*1:あくまで強調され過ぎてないだけで、安心感はある

*2:歌はあくまで歌うシーンだけで、台詞を歌わせたりはしてないので