最悪

GWが終わってしまい、いつもの仕事に追われる日常が戻ってきてしょんぼりな日々です。まぁ一時期よりは落ち着いてるのでいいんだが。


今まで持ってたけど対応機器がないから観られなかった3Dブルーレイ、ようやくPSVRで鑑賞することができました。
なるほど確かに立体感はあるんだけど、PSVRの3Dブルーレイ最大の弱点としては、イヤホンでしか音が聞けないこと。TV画面に映像が出力されないのはいいけど、スピーカーから音は鳴らせてくれよと。こちとらせっかく組んでる7.1chサラウンドセットが全くの無意味になる上に、イヤホンの貧相な音でしょんぼりですよ。
いや、イヤホン出力からアンプに繋いで外部入力として鳴らせばスピーカーからも出せるけどステレオ出力だし、そのためにわざわざ繋ぎ換えるのもな…


普通のブルーレイやAmazonプライムの映画をシネマティックモードで鑑賞する分には、ちゃんとアンプ側に音声出力できるからサラウンドで楽しめていいです。数メートル前に巨大スクリーンがあるような感覚は素晴らしい!
さすがに解像度はちょっと下がるのでクリアな映像を求めてる人には向かないと思うけど、劇場で観てると思えば俺は気にならないな。何より、映像以外の視界が全てシャットアウトされるので、家でも劇場でも画面やスクリーン以外の情報がどうしても気になったりすることがあるが、VRだとそれがない。完全に作品に集中できるんだよね。特にホラーでは生かされる。


ゲーム「UNTIL DAWN -惨劇の山荘-」が以前セールで100円で買えたのでプレイしてみたんだけど、日本語ローカライズがかつてない程に最悪で笑いました。
いや、元々その噂は聞いてたから100円で買ったんだけど、知らないでフルプライスだったら怒り狂ってたよ多分。


その最悪のローカライズってのは、いわゆるグロ表現のシーンになると、完全に暗転して全く見えない状態になるという超手抜き仕様。それだけが見えないならまだマシなんだが、中盤でのグロシーンは後半への伏線になってる表現なのにそれが全然無意味になるし、終盤の暗転に至っては誰がどこでどうなったかすら全くわからないんだよ。明転してからオブジェクトも消えてるし。
アングルを変えるとか、白黒反転するとか、もしくは一部分だけを暗転とか、何かしら表現の方法はあるにも関わらず、それらの努力を一切せずにただ暗くするというお手軽規制を、スクエニならともかく天下のSCEでやりますかね…


おまけに字幕の出し方も酷い。

↑たった一画面で字幕センスの無さを全て物語ってる。やたらとフォントが小さくて読みにくいのに加え、二行ともキャラ名表示。映画とかドラマでこんな字幕の作り方する奴は即クビだろ。
しかもこれはたまたま同じ画面内にキャラが二人いるけど、一人しか喋ってないシーンでも台詞が二行になると両方の行にキャラ名を表記するんだよ。こんなアホな字幕初めて見たよ…


ゲームとしてはQTE*1やガンアクション(つっても照準にカーソル合わせてボタン押すだけだが)を取り入れたホラーアドベンチャー。操作する主人公はシーン毎に変わり、それぞれで選んだ行動が後の展開に影響を与えるというバタフライエフェクト方式ってやつですね。これがまた微妙に悩むんだw
このゲームのQTEがクセモノで、「動くな!」ってシーンが何回か出てくるんですよ。PS4のコントローラがモーションセンサーを内蔵してるので、ちょっとでも動かしてしまうと失敗になるんだな。たまたま膝の上に置いてやってた時とかはいいんだが、普通にコントローラを宙に持ってた時にこれが発生すると非常に辛いw 俺緊張すると手が震えるから駄目なんだよー。


あと、この作品は雪山に閉じこめられた若者達が謎の殺人鬼に襲われ…というサイコホラーなんだけど、まず若者連中がどいつもこいつもクソみたいな奴ばかりで、誰にも感情移入できません。俺としてはどいつが殺されても別にいいやと納得してしまうというw
そして何より、この話の展開というかオチというか…ネタバレになっちまうかな。映画「ソウ」みたいなシチュエーションスリラーかと思ったら「フロム・ダスク・ティル・ドーン」でした、という。まぁタイトルが「アンティル・ドーン」だからその時点でわかると言えばわかるか(^_^;)


キャストにヘイデン・パネッティーアとかピーター・ストーメアなどの有名俳優が名を連ねてる(CGモデル・声)してるのは知らなかったので、ちょっと驚いた。原語版の制作費は相当かかってるのに、日本語版の出来がこれほどにクソだとは…あ、声優さんの演技は何の問題もありませんよ!?これは制作スタッフ(というか上層部)の問題。
日本版の売り上げ金の全てを、英語を日本語に翻訳した人と声優さんだけに支払って欲しい位です。これにGOサインを出したSCEの上層部どもから首を切れば、少しはマシな質のゲームが出せると思います。



ドラマ「FFXIV 光のお父さん」鑑賞中。ゲーム画面でキャラ同士が喋る様子をドラマ内で描いてるというのは珍しい演出だと思うが、同じパーティー内の他キャラは全員声優なのに対し、お父さんが操作してるイケメンキャラの声だけ何故か大杉漣本人というのに笑う。これは楽しいなw


しかし最近は動画配信サービスと地上波との連動が増えてきたな…「光のお父さん」もNetflixで観られるし、こないだ最終話が放送されたNHKドラマ「火花」も昨年Netflixで全話公開されてるんだよね。
あ、「火花」面白かったです。連ドラだけど、長回しとか引きの絵とか映画みたいな撮り方をしてる部分が多くて引き込まれる。原作同様評価されてしかるべき作品だと思うが、ただ一般的にはドラマとして人気は出なさそうかな…林遣都波岡一喜をキャスティングしたセンスも素晴らしいと思うんだが。

映画「アンフレンデッド」鑑賞

シェリー・ヘニッヒ主演、レオ・ガブリアッドズ監督、SNSをメインに描かれたホラー作品。原題もまんま"UNFRIENDED"です。いわゆるSNSにおける「友達削除」にあたる単語ですね。
自殺した同級生のアカウントからメッセージが来て、友人達がオロオロするというお話。


感想:モニタで観るのが正解。
ほぼ全編に渡ってFacebookSkypeの画面で話が進行していくので、タブレットとかPCのモニタで観るのに適した仕様になっています。ちなみに俺はTVとPCモニタが兼用なので、正にデスクトップ画面を開いてるような感覚で観られたので大正解でしたw
今時の低予算映画としては一番効果的なんじゃないかな、今は日本でもFacebookが浸透してるからすんなり入りやすいかと。俺はやってないけど。


「友達削除がグレイアウトしててクリックできない」とか「ウィンドウがパカパカ開いていく」とか実際に起こってもおかしくなさそうな演出があちこちにあって笑わせてもらいました(個人的には音楽が最高だった)。いや、ホラー映画耐性がなくてSNS依存症の人には怖くて仕方ないんだろうけどw
鑑賞時に臨場感を演出という意味合いでは、普段使ってるPCのモニタでイヤホンでの鑑賞が最も楽しめるかと思います。


大して怖くはないけど、こういうアイディアもあるんだ、という意味でも一度は観ておいて損はない作品じゃないかな?

映画「パージ」鑑賞

イーサン・ホーク主演、ジェームズ・デモナコ監督のサバイバルスリラー。一年のうち、12時間だけ全ての犯罪が合法になる(その間、警察・消防・救急は全て休止)というパージ法が成立したという近未来のアメリカを描いています。
この一作目がヒットしたので、続く二作目・三作目も制作・公開されてる人気シリーズらしいが、観たことなかったので。


感想:パニック・ルームの過激版。
映画「パニック・ルーム」は強盗に押し入られた母娘が緊急避難用の部屋にたてこもって対抗する話だったが*2、この作品は一家四人がたてこもる屋敷が襲われる話でした。
設定上、これと同じような状況が全米各地で起こっているだろうと推測できるのが恐ろしい部分でもあります。


この襲う隠れる、誰が生きるか死ぬか、みたいなサバイバル要素がメインで進んでいくんだけど、作品としてはこのパージ法という無茶苦茶な法律を作ることによって、広く法律や政府のあり方、倫理観や主義主張を考えさせ、問いかけるような感じなんだろうな。
サバイバルに関しては終盤の展開はちょっと驚きだったんだけど、この終わり方もまたいやらしいなぁとw


単体作品としては普通に楽しめました。人を選ぶ作品だと思うので、この世界観にのれない人は全然のれないかなと。

映画「テッド2」鑑賞

マーク・ウォールバーグ主演、セス・マクファーレン監督の下品ヌイグルミ映画第二弾(←ミもフタもない言い方だな)。
前作は字幕版を観たんだが、今回は怖い物見たさもあって吹替版(テッドの声が有吉)を観てみました。


感想:下品というか低級度が増長。
下ネタとかハッパ云々に関して前作はそれでもまだ「どーしよーもねーなコイツら」位の目で見られたんだが、今作はさすがにちょっと引くレベルの駄目さでしょんぼり。顰蹙を買うような行動でもそれを笑いに転換できてれば全然いいんだけど、ただの迷惑行為で何も関係ない一般人が酷い目に遭わされててそれを笑うというのを何度も見せられると、普通に怒りしか湧いてこないよ。それがヌイグルミだろうとな。


予想外の大物ゲストが二人出てたのと、ギャグとしてはゴラムとベイダーの二点だけ笑いました。
それ以外に関しては語る部分はありません。Amazonプライムで無料じゃなかったら観てないな。

*1:画面に表示された特定のボタンやキーを入力をするイベント

*2:俺はあまり面白くなかった