記章

先日買った「Dr.ストレンジ」のブルーレイだが、買った時に店員さんが「こちら特典になります」と言ってこんなの渡されたんだよね。

主演のベネディクト・カンバーバッチの缶バッジ…こういうアホなコンセプトの特典は嫌いじゃない、というか貰った瞬間吹いたよ。日本でしか使えないネタw


ところでAmazonプライム、この週末(日曜まで)初年度年会費2900円(本来3900円)のセールやってますよ!プライム会員じゃない人は入っとけ、映画とドラマとアニメの見放題だけで十分元は取れる。

映画「ジム・キャリーはMr.ダマー」鑑賞

ジム・キャリー主演、ピーター&ボビー・ファレリー監督のコメディ映画。
ジム・キャリーの映画はそこそこ観てるけど、これは観てなかったなとAmazonプライムで鑑賞。1994年の作品だから「マスク」と同じ年なんだな。


感想:観なきゃ良かった。
「マスク」「ブルース・オールマイティ」のように笑い飛ばせるタイプのコメディが好きで観たんだが、下品で迷惑という救いがたい笑い(それでて笑えない)なので、終始不快さしかありませんでした。途中までは「いや、序盤はこうかもしれないけど後半には改心してただのおバカな笑いになるのでは…」と期待して観てたんだが、結局最後まで笑えませんでした。


これだけ下劣なコメディだったってのに、2015年には続編が出たというのがまた信じがたい。観る気にはならないけど出来はどうなんだろうと調べてみたが、やはり全然変わってないらしいw 少なくとも日本ではこの手の笑いは厳しいんじゃないかな…

映画「ザ・ウォーク」鑑賞

ジョセフ・ゴードン=レビット主演、ロバート・ゼメキス監督のノンフィクション作品。
1974年にWTCツインタワーの間にゲリラ的にワイヤーを張り、高さ411mの綱渡りを敢行したという実在のフランスの曲芸師、フィリップ・プティという人のお話です。


感想:3D感と存在感。
俺が観たのは2D版のブルーレイなんだが、PSVRで観たせいか妙に立体感が感じられて面白かったな。…いや、綱渡りのシーンじゃなくて冒頭からレビットさんがこちらに向かって語りかけてくる演出なんだけど、この時点で既に立体的に見える。これで3D版を観たらどれだけ更に3D感が強まるんだとw


作品としては、実際にツインタワーが出来た直後に行った偉業(勿論違法)の裏側を描いた、演出を加えたドキュメンタリーなわけですが、俺はそもそもこんな所で綱渡りやった奴がいたことも知らなかったんだよね。そしてそのツインタワーがない今、このフィリップ・プティは唯一無二の人になったわけだ。
俺の感覚では、ツインタワーはニューヨークの象徴ってイメージしかなかったんだけど(テロで破壊された後は特に)、建設当時は「でかいファイルみたいだ」とあまり評判が良くなかったとか、この作品で知りました。そのイメージが変わったことにもフィリップ・プティは一役買ってるのね。


現代でなければこの映像美(高所恐怖症の人にとっては恐怖以外の何物でもないが)は再現出来なかっただろうし、史実を知るのにもいい機会なのでオススメです。3Dじゃなくても迫力が楽しめるほどに描かれてるしな。ちなみに向こうじゃ試写会で吐いた人が出たらしい…誰か俺に3D版を買ってくれw

映画「俺たちニュースキャスター」鑑賞

ウィル・フェレル主演、アダム・マッケイ監督のコメディ作品。続編も2013年に公開されてるが、この一作目は2004年公開でした。
Amazonプライムでの見放題作品から外れる前に鑑賞。


感想:Mr.ダマーの後なら全然楽しめる。
Mr.ダマー同様にこの主人公もかなりのクソ野郎なんだが、それでも終盤には成長を見せるおかげで最後まで嫌悪感で終わるという惨劇にはなってないんだよね。相当イラつくといえばイラつくけど、ヒロインが適当にあしらってたり妄想なのか現実なのかよくわからないおバカ演出を交えてたりするので「しょーもねーなコイツら」で済ませられる。顰蹙買う系の笑いはこういうのがあるからコメディとして成立する、というのを制作側は認識して欲しいもんだ。


主人公の仲間にスティーブ・カレルがいたのには笑った(しかもオイシイ役所)が、ポール・ラッドがいたことに驚いた。何やってんだアントマン

映画「LOGAN/ローガン」鑑賞

ヒュー・ジャックマン主演、ジェームズ・マンゴールド監督のX-MENスピンオフ(ウルヴァリン)三作目。
今作にて、ヒュー・ジャックマンが演じるウルヴァリンとパトリック・スチュアートが演じるプロフェッサーXは最後になります。若プロフェッサーはマカボイ君のイメージがついたからいいけど、ウルヴァリン=ヒュー・ジャックマンのイメージが完全に確立してるから、今後の作品で誰かが二代目やるとしたら重圧は相当辛いぞ…


感想:男泣きその2。
割とフランクなイメージだったのに泣かされたガーディアンズ2に続いて、エンタメ性の強いX-MENでも泣かされるとは…いや、今作はX-MENシリーズで唯一と言ってもいい位にシリアス一辺倒なんだよね。本当にアンタあの「ウルヴァリン:SAMURAI」撮った監督なのか。
「父と子」というテーマを貫き通した上で未来を見据えた話になっていて、次回X-MENへの布石になってるのかな。


今までの「爪で暴れ回る不老不死」「最強のテレパス」のイメージが完全に崩れ去る演出に愕然。シリーズのファンなら「何が起きたんだ…」「こんな姿見たくなかった…」となるのは間違いない。勿論そこが狙いなんだろうけどね。
演出面でグロい部分があるからというだけではなく、ヒーロー映画においてヒーロー感が叩きのめされるという衝撃もあるのでR指定になっているんだろう。監督やヒューもR指定は譲れなかったらしいです。
ただ、後半は(俺的に)あまりにもショッキングな展開になってるので辛かった…周囲に客がいなかったのもあって思わず「えぇっ、マジか…」と呟いてしまった。
前作(アポカリプスの方)のラストの演出があったからてっきりMr.シニスターが出てくるとばかり思ってたんだが、それはありませんでした。てことはX-MEN本編の方に出るのかな。


そうそう、エリク・ラ・サルが出てきて驚いたよ、「ER 緊急救命室」のピーター・ベントン先生!いや、やっぱり俺は「星の王子ニューヨークへ行く」のダリルが真っ先に浮かぶ。ソウルグローで頭がテカテカだ!
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ちょっとした笑いのシーンはあるが、基本ガッツリとシリアスなのでX-MENファンは心して観るべし。そして泣け!
そして観た人は俺と一緒に飲もう。