追憶

何かPCエンジンコンプリートガイドなんてのが出てたので買ってみた。

PCEの本体や全ソフト(非売品などはテキストのみ)が画面写真だけではなくジャケットとレーベルの画像つきで紹介されているという、資料としての価値が高い本でした。2000円オーバーと値が張るのも無理はないが、Amazonだと新品が売り切れて値上がりしちゃってるので楽天ブックスで買いました。
なかなかレーベル画像つきってのは珍しいんじゃないかな、PCEシャトルのバックアップユニット*1の箱の画像が載ってる本なんて世界でもこれだけだろうw


画面写真や動画は今でも見る機会はあるけど、俺的には箱の画像を見ると30年前の記憶が蘇るこの一冊。*2PCEに思い入れがある人には必携かなと。


たまたまテレビ観てたら、フジテレビで「シグナル」とかいうドラマが始まったらしくCMが流れてたんだけど、設定が「無線の相手が過去の人間で、事件解決に向かっていく…」ってまんま映画「オーロラの彼方へ」じゃねーかと。てっきり映画原作のリメイクかなと思ったが、そういうクレジットがどこにもない。
公式サイト調べてみたら、韓国ドラマ「シグナル」のリメイクだそうだ。で、韓国ドラマの「シグナル」を調べてみたけどどうにも原作表記がない。どうやら「オーロラの彼方へ」はまずアメリカ本国で「シグナル/時空を越えた捜査線」というリメイク版ドラマが放送されたんだよね。で、それをパクったのが韓国版シグナルで、日本版はそれをリメイクしたもの…パクリに次ぐリメイクで元が全然わからなくなってるじゃねーか。


まぁ今のフジテレビがやるなら納得だな。とりあえずどこかしらで実績を上げているパクリをリメイクという、オリジナリティとは完全に対極にあるものを放送していこうと。何が何でも数字が取れそうなもの大前提、というフジ上層部の低能っぷりが遺憾なく発揮されてますね。俺は見ないけどまぁ頑張って。

映画「22年目の告白 -私が殺人犯です-」鑑賞

伊藤英明藤原竜也主演、入江悠監督のスリラー作品。たまたま入った漫画喫茶で見放題作品の中にあったので観てみました。
後から調べて知ったんだが、元は韓国の映画で日本版リメイクらしいですね。


感想:思ってたのと違った。
…と言っても駄目方向ではなく、しっかり楽しめました。またしても藤原竜也がクズ役やってるでお馴染みなんですがw 途中からの展開が意外な流れで驚きました。伊藤英明も「悪の教典」でクズ役やってるだけに、いろんなイメージが入り交じった感じもあって面白かった。


韓国版と違ってアクション要素を控えめにしてる(らしい)のが功を奏してて、純粋にサスペンス物として良くできてました。時効云々のくだりも上手いこと混ぜ込んであったし。
入江悠監督の他作品も観てみたくなりました。SRとか観てみようかなー。

映画「リメンバー・ミー」鑑賞

アンソニー・ゴンザレス主演(声)、リー・アンクリッチ監督の、フルCGアニメでおなじみピクサー作品。原題は"Coco"。
ピクサーがディズニー傘下だからか、「アナと雪の女王/家族の思い出」*3が同時上映になってました。


感想:ヤバイ。
頭の悪い若者みたいな感想になってますがw 劇中後半、泣きそうになって必死に目を見開いて涙を堪えてる俺がいました。何とか耐えた。
年齢と共に涙腺が緩くなってるんだろう、まぁちょっとしたことで感情移入しちまうの何の。「コイツら死ね!」とか「ああぁ待って…」とか普通に怒ったり悲しんだりして、子供か俺は(^_^;)


元々ピクサー作品って時点で完成度は一切心配してないんですよ。だから今回も気兼ねなく劇場で観ようと思ったわけですが、わかっちゃいたけど映像や音楽の素晴らしさに溜め息。いちいちシーンが切り替わる度に「うおぉ美しい…」とか見入っちゃうんだよね。どのシーンも本当に綺麗なんだけど、やはりマリーゴールドの橋が圧巻だったなぁ。是非とも劇場の大画面で堪能して頂きたい。


俺は完全に涙腺を掴まれてしまった作品なわけですが、ツッコミたくなる部分もそこそこあります。なのでその細かい部分が気になる人には厳しい評価になっても仕方ないけど、俺は作品の完成度から考えたら全然許せるレベルかなと。何だろう、ちょっとピクサー贔屓が入ってるかもw


あ、同時上映のアナ雪は不要でした。美麗映像をお楽しみ下さいって感じ?

映画「クローバーフィールドパラドックス」鑑賞

ググ・バサ=ロー主演、ジュリアス・オナー監督のクローバーフィールドシリーズ三作目。
元々パラマウントが制作して劇場公開予定だったんだけど、膨らみすぎた制作費を回収出来る見込みがなくなってNetflixに売却したという経緯があったりします。なのでNetflixに加入してる友人の家に遊びに行った時に見せてもらいました。


感想:正しくクローバーフィールド
一作目*4は街中、二作目*5は核シェルターと毎回違った舞台で演出してくれるこのシリーズ、今回は宇宙ステーションとかいうからかなり未来の話だなと思ったんだけど、ちゃんとクローバーフィールドしててくれて嬉しかった。
閉鎖された宇宙ステーションという空間内で起きた何か(クローバーフィールドは毎回この「わからないけど何かが起きてる」が肝)なんだけど、やっぱり想像するのは「エイリアン」一作目なんだよね。明らかにそういう演出してるのがニクイw


ところがどうも単純なエイリアンの恐怖とは言い切れない様子。乗組員よりも「何だ、何が起きてる?」と観てるこっちがオタオタするのが楽しいんだよねー。地球に場面が切り替わるとそちらでも何かが…混乱に次ぐ混乱で、何だかんだ悶着した後に最後のアレに繋がるという。もう最高!(声:金月真美


調べてみたらどうもこの三作目は一作目の前日譚らしい。あれ、一作目って確か現代(公開時の2008年)だったのに、資源枯渇が問題になってる近未来の話で前日譚?と思ったけど、なるほどそう考えてみれば過去になるのも納得か。そういう意味も含め「パラドックス」なんだろうなと。


さすがに予算突っ込んでるだけあって宇宙の映像とか綺麗で迫力あったし、劇場で観たかったなぁ。四作目(仮タイトル「オーバーロード」)も制作中らしいので今から楽しみです。

*1:と記述してどれだけの人間がわかるのか

*2:本体もソフトも周辺機器もそこそこ箱ごと保管してあるから引っ張り出せば見られるんだけど

*3:アナ雪のスピンオフ

*4:クローバーフィールド/HAKAISYA

*5:10クローバーフィールド・レーン