検査

人間ドックの結果で『ヘモグロビン・鉄分不足』の異常値が出てしまったので医療受診してきたんだが、医者に「数値では貧血・動悸で倒れる一歩手前」と言われてしまった。全然自覚症状ないぞ…確かにちょっと息が上がりやすいけど、元々体力ないしなとか思ってたもんで。

おまけに(平たく言えば)「お前体内のどっかから血が流れ出てるぞ」と突きつけられたもんだから、仕方なく内視鏡検査を受ける羽目に。X線では見つからなかった可能性があるってことで、疑わしい消化器系を調べると。

胃カメラは生まれて初めてだったが、されるがままに横になって鼻から胃カメラを差し込まれ「唾は飲み込まないで口から垂らして下さいねー」「空気入れますのでゲップは我慢して下さいねー」って、口開けてゲップ我慢するって相当難しくないかこれw
終わった後ヘロヘロになってたよ。

…で、食道・胃・十二指腸は何の問題もなく綺麗でした、と。「では大腸の方を検査しましょう」で後日大腸の内視鏡検査。この短期間で上からも下からもカメラを初めて入れられるとは。

これが予想以上に辛くて参った。X線とか胃カメラの時は前日21時以降に飲食禁止で済んだものが、大腸の場合は更に検査前日の朝から消化の良いもの(お粥・すうどん・食パンなど、具や薬味は一切なし)しか食べられず、前日夜と当日朝から下剤の大量摂取。

特に当日飲む下剤が不味い上に1リットル以上飲まないといけないもんだから、苦痛で苦痛で…ロクなもん食ってない上に不味いモン大量に飲まされると、さすがに気持ち悪くなってくるよ。46歳のオッサンが部屋で一人涙流しながら下剤飲んでトイレとの往復を繰り返す度、辛さと悲しみしか湧かず。

そして何度もトイレで出してヘロヘロの状態で病院へ…下剤飲んだ後に外出する決死のアドベンチャーといったらないな、この寒いのに冷や汗かいたわ。

いざ検査開始したらしたで、言葉では表現できない辛さ。カメラを突っ込まれて痛がったら医者が「痔ですか?」って、朝から水みたいなのを何度も大量に出して紙で拭いてたら、そりゃ尻も切れるっつーの。
終わった後で起き上がった時、今までの人生で一番低く深いため息と共に試合後のジョーみたいになってたので、医者と看護師が苦笑してたよw

担当医からの診断結果はまだだが、どうにも見た限りじゃ異常ないらしい。検査中横になりながらカメラ映像を直接見せてもらったが、素人の俺からしたらすげー綺麗な腸に見えたんだよね。そしたら医者も「おっしゃる通り、綺麗な大腸ですよー」って。

別に長生きしたいとも思ってないから、さすがにどうでも良くなってきた。あとは血が出てるとしたら何だ、脳か?これだけ検査で時間と苦痛と金を浪費してるのにMRIとかやったらまた金かかるじゃねーか、ここまで来たらもう運が悪かったと思ってあきらめるわ面倒くせぇ。

とりあえず今回の件で学んだのは、胃カメラバリウム大腸内視鏡検査に比べれば100倍楽だということでした。もう検査は懲り懲りだ。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」鑑賞

トム・ホランド主演、ジョン・ワッツ監督のスパイダーマン、ホームトリロジー(でいいのかな)の3作目であり、MCUシリーズ27作目にあたります。
立川シネマシティの極上爆音上映にて鑑賞。


感想:まさに集大成。
今回はドクター・ストレンジが出るとか、昔(トビー・マグワイア版)のスパイダーマンに出てきたヴィランであるドクター・オクトパスが出るとか位の情報しか仕入れずに観た今作、予想外のキャラがバンバン出てきて劇場で思わず「うおぉ!」と3回は声が出てしまった。ここまでやるかー。

途中の治療云々の部分で「えっ?」という違和感があったんだが、まぁこれだけの大作であり三部作の締め、そして積み上げてきたものを集約させたジョン・ワッツ監督の手腕には感服。MCUシリーズはまた新たな金字塔を打ち立てたな。