戦闘

何故か「ならず者戦闘部隊ブラッディウルフ」のサントラCDが来月発売らしい。いや、オールドゲーマーでもかなり限られた人間しかわからない作品だぞ、ペイするのかそれはw まぁ売れようが売れまいが「アツイゼ アツイゼェー アツクテ シヌゼェーッ!」ってことなんだろうか…知らん人間はさっぱりだな。
ちなみにPCE版ソフトは今も所持していますが、中古価格調べてみたら当時の定価くらいになってたw


Netflixのドキュメンタリードラマ「インターネットで最も嫌われた男」鑑賞終了。
2010年代にアメリカを席巻した、自称「リベンジポルノの王」ことハンター・ムーアについてを描いた作品なんだが、こいつが本当にクズでどうしようもない男なんだよね。

そもそも俺は”IsAnyoneUp.com”というリベンジポルノの人気サイトがあったことすら知らなかったんだが、そりゃこれだけ大量の被害者を生み出したら没落していくのも自業自得なわけで、むしろコイツがまだ生きてること自体不思議に思える。恨みの量は半端じゃないだろうよ、殺されててもおかしくないレベル。

とりあえず一個人がアノニマスを敵に回すのだけはマズイ、というのはよくわかりましたw


同じくNetflixにてドラマ「エルピス —希望、あるいは災い—」鑑賞終了。
昨年冬にテレビで放送されていた、長澤まさみ主演の国産ドラマ。実在の数件の冤罪事件から着想を得たフィクションなんだけど、まぁこれが引き込まれる。

地上波、しかも平日10時枠で放送していたにしてはかなり骨太なテーマで、日本社会の闇を描いた見事な作品でした。
元々このドラマは佐野亜裕美というTBSのプロデューサーが企画してたんだけど、没にされた上に別部署へ異動という仕打ちをくらったので退職してカンテレに持ち込み採用、フジテレビ系列で放送されたという経緯なんだよね。カンテレ大正解、逆にTBS上層部の無能ぶりが露呈した感じ。こういう事なかれな連中がジャニーの犯罪をスルーしてたんだろうなとか邪推するのは俺だけか。

NetflixAmazonプライム、FOD加入者は観られるのでお薦めしておきます。

映画「聖闘士星矢 The Beginning」鑑賞

新田真剣佑主演、トメック・バギンスキー監督、ご存じ週刊少年ジャンプの漫画「聖闘士星矢」のハリウッド実写版。
立川シネマシティにて鑑賞。


感想:眠かった…
実は聖闘士星矢世代なのに原作を全く読んでないし、アニメも一切観てないのでストーリーを全く知らん状態での初聖闘士星矢。まぁ漫画の実写化に関しては、イメージがない分その方が入りやすいんじゃないかな?
唯一触れたのはFCソフト『聖闘士星矢 黄金伝説』だけだ。あの時も原作知らないから意味も分からずプレイしてたなw

で、この映画版は真剣佑をはじめキャストの演技もアクションも頑張ってたんですよ。特にアクションシーンは、スピーディなカット割りだけど何やってるかちゃんとわかる演出だし、キレキレのアクションをしっかり見せてて素晴らしい編集だなと。

キャストも豪華。ショーン・ビーンファムケ・ヤンセン、マーク・ダカスコス、ニック・スタールニック・スタールってどこかで聞いたと思ったらあのT3のオッサン(ジョン・コナー)じゃねーか!T3の頃と比べたら随分武闘派になったな。
マーク・ダカスコスがカッコいいのは相変わらず、今作でもいいキャラ演じてました。

あとファムケ・ヤンセンがスーパーパワーで戦ってたので、鳳凰星座じゃなくてジーン・グレイの方のフェニックスを想像してたのは俺だけではあるまい。
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ただこれだけ魅力的なパーツがいっぱい揃ってるのに、映画として退屈なのは何故だ…俺の感覚としては『多分こうなんじゃないかな→やっぱりこうだった』のオンパレードだった感じ。映画をそれほど観てない人なら素直に楽しめるんだろうけど、ある程度映画を観てきた人間なら既視感があったり予想がつきやすいようなシーンが多々あったせいで、『うん、そうだよな』の繰り返しになっちゃってる気がする。

漫画を全く読んでないから原作との差異がわからないので、原作ファンの人がどういう感想になるのか知りたいところ。
ちなみに原題は”Knights of the Zodiac”、2019年に3DCGアニメ版の副題がこれだったので、今作もこれになったのかな。「ゾディアック」つーとどうしても映画のタイトルの方をイメージしてしまうので、本来の天文用語のイメージがあまりない俺でした。

映画「テリファー」鑑賞

デビッド・ハワード・ソーントン主演、デイミアン・レオーネ監督のホラー作品。
Amazonプライムビデオで鑑賞。


感想:80年代スラッシャー。
何が恐ろしいって、この映画が2016年に公開されてたってことが一番怖いんですよ。脚本のガバガバさ(というかストーリーは無に等しい)、チープなグロ映像(CG不使用)ってどう考えても80年代B級・C級ホラーだろと。

いや、別に低予算でチープな映像というのは俺はむしろ好きな方なので全然いいんだが、脚本というか展開があまりにもあまりにもでね…アート・ザ・クラウンという白黒メイクのピエロが理不尽に人を殺しまくるという話、理由がわからないとか正体が何なのかとかそういう部分を謎めかせててもいいけど、逃げる被害者がどいつもこいつも鍵かかった扉に追いつめられるんだよ。いやいや、お前何で入ってきた入口の方に逃げないで奥の方へ行くんだってw

挙句の果てに、やっと外の駐車場に出られたのにわざわざチェーンの掛かった建物の扉の隙間の方へ潜り込むという…車はよw
そもそも逃げて物陰に隠れるとかいう時も演者に死の恐怖とかは全然なくて、ゆっくり走ってきて影にしゃがみ込むという『かくれんぼやってんじゃないんだから』というレベルなのがまた失笑で。

なので「逃げられない」「どうすればいいんだろう」という絶望感は作品内のキャラだけ、観てるこっちは「いやそっち行ったらいいんじゃないの」「反撃したなら動けなくさせるかトドメさせよ」と冷めた指摘しかできないという。映画、特にホラーやサスペンス作品でこれは致命的。

まぁ真剣にホラーを追求したわけでもない作品だろうから、その辺の突っ込みは野暮なのかな。わけわからんキモイ殺人鬼がグロ殺人しまくるだけのスラッシャームービー。反撃され追いつめられたアート・ザ・クラウンがどうするか、『まさかこんなベタなことはしないよな』と思ったらそのまんまで衝撃(残念な方)だったりもします。ええぇ!

エンドロールで「ウェス・クレイブンジョージ・A・ロメロ、トビー・フーバーに捧ぐ」みたいな文字が入ってたんだけど、むしろこのレジェンド3人に謝れよw
結局一番面白かったのは三輪車キコキコ漕いでるとこだけじゃないかな。あとジャケットの文言通りギコギコしてますけど、うーん…